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大組織はいつまで江戸時代の格式をするのか2
昨日のパイプを詰まらせる公務員の話から、本日はタイトルを回収しようと思います。
ニュースAが報道で初めて知る市長の話。
ニュースBがなんたら長がなんたら長に報道陣の前でなんかこう手渡しをする話。
ニュースBのような形式が取ることができなかったから、ニュースAは報道で初めて知った感じの体裁をとっているのでは、という昨日の話を、今日はタイトルに繋げていきます。
まず、政官財は、基本的にニュースBのような記念撮影が基本的に大好きです。
偉いさんが偉いさんに紙媒体を手渡しして写真に収まるものですね。
心当たりがない方は、余程ニュースを見ていない方だと推察されます。
しかしながら、人間が移動して、紙媒体を手渡しするという非効率極まりないものが、もう令和だというのに、なぜ重視されなければならないんでしょう。
単純接触効果でしょうか。それなら実務者同士で十分でしょう。
責任者同士が顔と顔の見える間柄であるのだ、というアピールのためなんでしょうか。そんなものはウェブ会議で十分です。
なぜ紙を印刷して、責任者から責任者へ手渡しをするのか。特に理由なんて無いんです。前例踏襲の最たるものの1つなんですよ。
それが、外交上の締結書や議定書でもない報告書でも、なんかこう、そうしたほうが礼儀正しい「ような気がする」からそうしているだけ。
これが格式ばっている以外の何なんですか。
お役所仕事は、こういう実務上の遅滞を生み出すのが日常茶飯事です。
社長が来るなら、何々長を出さなきゃいけない。
平の営業が来るなら、誰々でも構わない。
一般人として来るなら、居留守を使えばいい。
格に合わせて、誰を出すかがある。
行政が、そういう使い分けをするのは、憲法違反であり、法律違反です。
全体の奉仕者は、一部の奉仕者ではありません。
けれども、公務員が違憲で違法な、誰を出す、のくだりをやるのが、残念ながら現実です。
道路交通法上の速度超過のように。
今回のニュースAは、行政側の瑕疵そのものでしかなく、それ以外のなんでもありません。
「なんたら長のスケジュールに合わせてご来庁をいただけると」だとかいういつものくだり、それに近いことがあったと容易に推察できます。
人間の待機に対して、大した罪悪感がないのが、江戸時代の格式そのものです。
「何々様はここでご待機くだされ。」
「上様のおなりまで今しばらく。」
「上様のおなーりー!」
「ははーっ!」
これが上様(首長)には普通にある。
上様(首長)以外のなんたら長でも普通にある。
部長級どころか、課長補佐級でさえ普通にある。
ブルシットジョブそのものですね。
(追記)
これを書いてから、他市の事件を知りました。
あの呼び捨ての居留守事件、江戸の典型ですね。
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