経営者がX(Twitter)の価値を最大化する方法


はじめまして、まさにぃです。

突然ですが、14年間経営した会社を2022年1月に辞めました。


辞めたと言っても創業オーナーだったので、すべての株を経営陣に引き継いで、僕は僕で新しい会社(株式会社BIZREAL)をつくりました。

事業内容は、企業のブランディング、マーケティング、新規事業開発などなど。


はじめは、Twitterに関する仕事をするつもりはありませんでしたが、

「ほとんどの経営者がTwitterをうまく活用できてないな・・」
「やればやるほどマイナスになってるな・・」

みたいな、僕の頭のなかでぼんやりと思ってたことを友人たちに気軽にアドバイスしたら、「これはすごく価値がありますね」という声をたくさん頂いて、さらには採用や投資案件なども決まったりして、今ではちゃっかり事業にして30社ほどの企業を見させてもらっています。

このnoteは、経営者がTwitterをやる上で絶対に知っておいたほうがいいこと、Twitterの価値を最大化する方法について書いていこうと思います。


よくある「あの経営者のツイートちょっと痛いな・・」みたいなマイナスイメージや、大炎上を回避しながら、

・社員採用
・役員採用
・本業の売上UP
・社員への理念共有
・会社を広く知ってもらえる
・社外のパートナーが増える
・会いたい人に会える
・言語化力が上がりリーダーシップが変わる
・企業のイメージが良くなる

などができるTwitterアカウントを経営者がもっていれば、あらゆる面でめちゃくちゃ重宝するはずですし、もし全社員が辞めても一人で売上をつくれますのでメンタル面でもすごく良いんですよね。(Twitterが無料って改めて凄すぎる・・)

かくいう僕は、Twitterをはじめて約4年、経営ジャンルはかなり伸びにくいものの5万人以上の方にフォローしていただいております。

また、表面的な数だけではなく、フォロワーさんの質も伴っているのが他の経営者アカウントとは大きく違うところです。こちらは後ほど説明します。

新会社もTwitterがきっかけで創業メンバーになった仲間もいて、30社の経営コンサルやSNSサポートもTwitterから広がり、いままでTwitterが生んでくれた利益は1億円どころではありません。特に経営者同士で事業が進んでいくBtoBの経営者なら、Twitterを活用されないのはもったいないと思います。

・採用がうまくいかない
・採用コストが高い
・なにをつぶやけばいいかわからない
・つぶやいてもまったく反応がない
・今さらTwitterなんて遅いんじゃ・・

といった経営者さんは、180度印象が変わるはずなので、ぜひこのnoteを読んでほしいなと思います。

ではここから。



本題に入る前に


Twitterについての僕なりの見解です。


趣味アカウントや、見る専用のTwitterアカウントを除いて、経営者のTwitterアカウントは大きく2つに分かれます。

・強いアカウント
・弱いアカウント

強いアカウントとは、ある程度の影響力があり、目的を達成できているアカウントです。

弱いアカウントとは、誰も関心をもっていなくて、目的を達成できていないアカウントです。


経営者アカウントで大切なのは、目的を達成できることですが、僕の印象では9割くらいは弱いアカウントです。
(それでいいという方は全然いいと思います)


でも、どうせTwitterをやるなら、採用につながったり、サービスをだすときに一気に認知が広がったりしたほうが良いと思います。


ただし、ここで一つの罠があります。

経営者の脳は「結果を出すためにどうするか」を考えがちなので、結果をだすために「時間をかける」×「頑張る」という方向にいってしまう・・

これが良くないんです。

なぜなら、

経営者は経営に時間を使うべきであり、Twitterを頑張れば頑張るほど目的から離れ、むしろマイナスになってしまう危険性があるからです。こちらも後ほど説明します。



そして、もう一つ大切なこと。

経営者のアカウントを、別の視点から2つにわけてみます。

・愛されるアカウント
・尊敬されるアカウント

愛されるアカウントとは、フォロワーさんとの距離が近く、いいねやリプなどの交流をたくさんして、接触頻度を上げることでできあがります。イメージは、いつでも会えて、なんでも相談できる近所のお兄さん。

尊敬されるアカウントとは、フォロワーさんとの距離が遠く、すべてのリプに対してすべてリプなどをせず、基本的に一方的な発信をすることでできあがります。イメージは、事業に忙しいカリスマ経営者です。


両者の何が違うかというと、大きなポイントが2つあります。

1つ目は使う時間です。

愛されアカウントになるためには、いいねやリプライなどを積極的に行ってフォロワーとの距離を近づける必要があり、Twitterに使う時間が非常に多くなります。以前、Twitterに1日13時間もつかってる経営者もいました。
逆に、尊敬アカウントは基本的に発信は一方向で信用を積み上げていくため、あまり多くの時間を使う必要がありません。

2つ目は印象です。

愛されアカウントになればなるほど、「いつもTwitterばっかりやってる経営者」のような印象を与えてしまいます。Twitterでやりとりしている相手との関係性は良くなりますが、それを客観的にみた社員や、投資家からすれば、よっぽど売上があがっている場合を除いて「Twitterやってないで経営をしろよ」と思われるはずです。経営に真剣に向き合っている周りの経営者もまったく同じことを思うでしょう。


つまり、経営者がめざすべきは、愛されるアカウントではなく、あまり時間をかけず、悪い印象も与えず、尊敬されるようなアカウントにすること。

もしも、あなたがコンサルを受けるなら、「親しみやすい近所のお兄さん」か「結果を出しているカリスマ経営者」のどちらを選びますか?

仕事は結果がすべてなので、おそらく後者を選ぶ人が多いと思います。

尊敬されるアカウントにすることによって、経営者がTwitterをやる目的も達成しやすくなるでしょう。

だからこそ、僕が2022年につくったばかりの新会社で、信用も何もない当時、「Twitterサポートしますよー」と宣伝しただけで上場企業含めて30社もお声がけして頂いたのだと思います。


ということで、経営者ならTwitterに時間をかけず、強いアカウントを目指し、尊敬されるアカウントになるように意識することで、目的は達成しやすくなります。

では前置きが長くなりましたが、ここから具体的な方法の説明をしていきますね。

やらないことを決める


経営者のみなさん、Twitterでやらないこと決めてますか?

おそらく、決めている方はあまり多くないと思います。

やらないことを決めている人と、適当にTwitterをやっている人とは何が違うのか?という話をします。


結論から言うと、濃い仲間ができるんです。

たとえば、あなたと同性の人が100人いて、そのなかにあなたもいるとします。

スペックが同じくらいの2人の異性(AさんBさん)が、その100人の誰かと付き合いたいとして。

Aさんは、あなたを含めた100人に1人ずつ全員に告白し、Bさんは99人には見向きもせず、あなただけに告白します。

あなたなら、どちらに心が動きますか?

おそらく、ほとんどの人はBさんを選ぶはずです。

なぜかというと、YESしか言わない人のYESは無価値ですが、NOと言える人のYESには価値があるからです。

やらないことを決めて発信するのは、YESの価値を上げて「この人が言うなら信用できそう」と思ってもらうことにあります。

ちなみに、僕が基本的にきめている「やらないこと」は、

・Twitterを頑張らない
・Twitterに時間をかけない
・特定の個人を誹謗中傷しない
・クソリプしない
・絡まれても議論しない
・パクツイをしない
・借り物の言葉を使わない
・経験がない言葉を使わない
・行動していない綺麗事を言わない
・いいねと思ってないならいいねを押さない
・加工食品を加工したようなツイートをしない
・フォロワーが増える型を使わない
・プロフ誘導、固定ツイート誘導しない
・相互フォロー、相互リツイートしない
・日常のツイートをあまりしない
・有益に寄りすぎない

など、パッと思いつくだけでもこれだけあります。


そして、やらないことを決めて発信し続けていると、こんな反応がよくあります。

「まさにぃさんから"いいね"がきた!」
「まさにぃさんのツイートは他の人と違う」
「まさにぃのツイートしか見てない」
「まさにぃさんの言葉を朝礼に使って、壁にも…」

などなど。
(自分で言ってて気持ち悪くなりました・・)

つまり、「やらないこと」は、いつのまにか「意志」「信念」「哲学」に変わって確実にフォロワーさんの心のなかに積み上がっていっているんです。

だからこそ、経営者は、やらないことを明確にして発信すべきだと思います。


フォロワーを増やすより、仲間が増えるツイートをする


Twitterで、質を無視すれば、フォロワーを増やすのは難しくないです。


たとえば、100万円を配ってみてください。あなたのアカウントは、たった24時間で1万フォロワーになります。

また、有名人の言葉をネットで調べて借りてツイートしてみてください。この方法でバズらせるのはすごく簡単です。

また、ツイートが伸びる型をつかってツイートしてみてください。この方法でバズらせるのも簡単です。

また、同じくらいのフォロワー数の人たちをあつめて相互リツイートを毎日しまくってみてください。この方法でフォロワーを増やすのは簡単です。



上記はほんの一部の例であり、その方法を使えばフォロワーを増やすことはできるのですが、同時に「わかっている人」や「薄っぺらい人が嫌いな人」からの信用は失ってしまうんです。

また、上記のようなことをすると、一発でブロックやミュートをする人も多く、またTwitter警察のような人からは「こういうやり方をやってるよ」「こいつらと付き合ってるとヤバいよ」みたいな感じで、広く晒されてしまう危険性もあります。


経営者でいえば、「売上があがるなら何してもいい」というイメージにさえなりかねないです。

つまり、フォロワーを増やすことによって目的を達成するどころか逆行しているんですね。

集まってくるフォロワーさんは、「わかってない人」か「あまりツイートを見ていない人」が多く、乱暴な言い方をするなら、ただ情報弱者のフォロワーを集めているということに近いと思います。

さらには、情報弱者を集めて、情報商材に誘導して稼ぐことを良しとしない人も多く、これも晒されると信用を大きく毀損してしまいます。(もちろん超有益な情報を扱っている方もたくさんいます)


上記のことから、


フォロワーはテクニックで「増やす」のではなく、やらないことを決めて、経営を通して自分を磨いて、それを生々しく発信した結果「増える」のが僕の理想であり、経営者アカウントのあるべき姿だと思います。


では、

フォロワーを増やして信用を失うツイートより、信用を積み上げながら仲間もフォロワーも増えていくツイートについて解説します。

ちなみに仲間の定義は「自分に対して、時間やお金(投資や商品の購入)や労力を使ってくれる人」です。

わかりやすく言うと、僕が新会社を立ち上げます!と言ったときに、創業メンバーになってくれる人や、僕に必要な人を紹介してくれる人や、新しいサービスをはじめるときに広めたりしてくれる人たちですね。

実際に僕が「大小含めて、一緒に事業をやりたい人いますか?」とツイートをした際には、150人も応募がありました。
(ありがたく"いつか事業を一緒にするリスト"に入れてあります)

こういう仲間を集められることが、経営者のアカウントでは大切だと思います。


では、どうやって仲間が増えていくかというと、「ツイートしたいこと」ではなく、「自分が原体験を通して学んだこと」と「仲間予備軍が求めていること」の輪っかの重なる部分をまず認識してください。下記の図の黄色部分ですね。

そして、その黄色部分のなかで、「自分の信念や哲学」+「琴線に触れるような言葉」をつかってツイートをつくるんです。頭で書くのではなく胸で書くイメージです。

あまりピンとこないと思いますが、僕はここが得意なので仲間もフォロワーも増えていきました。実際に、BIZREALはTwitterで創業メンバーを8人採用しています。

余談ですが、なぜ得意かというと、昔会社を成長させようとしたときに、東京以外にいる社員に文章でリーダーシップ(1:n のマネジメント)をとろうと考えて、1100通の長文メルマガを3年間休まず全社員に向けて書いて、ABテストを行って検証したからです。琴線に触れる言葉を発信できるようになると、言葉に重みがのり、社員の行動を変えることができます。つまり、人を動かせるようになります。



まとめ


経営者のTwitterは、強いアカウントかつ尊敬されるアカウントにすることがとても大切です。

やらないことを決めて、仲間が増えるツイートをコツコツと積み上げていくこと。

そうすることで、採用でもなんでもできるアカウントになり、経営者の強い武器にもなるはずです。


経営者がよくやってしまう、ただ影響力をもちたいという動機でフォロワーを増やしていくと、経営じゃなくてSNSのなかで承認欲求を満たすようになり、経営に悪影響を及ぼすのでご注意ください。

また、余談ですが、先日15歳の起業家から「Twitterのフォロワーを増やしたいです」と言われ、脊髄反射的に「増やさないほうがいいですよ」と言い切ってしまいました。

キョトンとしている彼に続け様に「なぜ増やしたいんですか?」と理由を聞くと、ちょっと考えたあとに「会えない人に会えるからです」と。

まぁそれならいいかな・・・と一瞬思いましたが、それでもフォロワーを増やす過程で起きることをきちんと説明する必要というか責任を感じました。

この話も、また長くなりますのでどこかで書いていこうと思います。


最後に、経営者やフリーランスの方でアカウントを強化したい方はいつでも下記リンクからご予約ください。僕が説明した上で、フォロワー数十万人の弊社のチームおよび僕がアカウント強化のコンサルや運用などをさせていただきます。(上場企業含めて60社の実績があります)

https://app.spirinc.com/t/3E0_VU5-aT4hrxS_R5njF/as/bf6Wya0V1mm3WJnumPkmR/confirm




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