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【至高のおりがみ】最高難度のグリフォンを、モロゾフの包装紙で!

いただきものの包装紙が綺麗だったので、破かずに保管しておきました。

折ろうと決めていたのが、勝田恭平さんの「グリフォン」です。

出典は、昨年末に出たばかりの「至高のおりがみ」。
以前に26cmで折ったのですが、完成品が小さすぎて迫力がなかったんですよね。
(前回の記事は1月5日)

今回の包装紙は、約60cm。
風格たっぷり、満足のいくクオリティに仕上がりました!
黒い背景との相性もよく、荘厳な雰囲気に。

さて。
技術的なことは1月5日のコラムをお読みいただくとして、今日は「素材」に注目してみましょう。

包装紙を使うにあたり、いくつか注意点をピックアップしてみました。

❶折る前にフチを要チェック!
❷大きい事のメリット
❸大きさ故のデメリット
❹意外なところで破れる

では、どうぞ。

♦︎♦︎♦︎

❶折る前にフチを要チェック!
私が使った包装紙は、片方の辺が直線ではなく、わずかに波打っていました。

大きなハサミでザーッと裁断したのでしょう。
菓子折りを包むのならそれでいいのですが、折り紙にとっては大問題です。

幸い、折る前の発見だったので、3mmくらいカットして修正できました。

皆さんも、折り始める前に、一度よくチェックしてみましょう。

❷大きい事のメリット
大きくて、絵柄もきれいな包装紙は、複雑な作品を折るときに重宝しますよね。

さくBさんの「プテラノドン」を折ったときには、大きな翼が迫力満点でした。
(1月17日の記事)

また、大きな紙は相対的に紙が薄くなるので、やはり細かいところが折りやすくなります。

ちなみに足指はこんな感じ。この大きさでも、厚みを感じますね…
なお、前足の後ろ側は、接地させるために少し細工をしました。

実際にやってみると分かるのですが、じっくり要点を観察することができるんですよね。

また、目の疲労度も軽くなります。
正月早々に首を痛めたのは、26cmでチャレンジしたのが原因な気がしてきました。

❸大きさ故のデメリット
細かい作業がやりやすい包装紙ですが、序盤はバサバサするため、大雑把になりがちです。

長方形を三角に折って、正方形にするだけでも、油断すると誤差が出ます。

アッチを固定すると、コッチが浮いてきて…
と、なかなか根気が要りますよね。

また、「少しズレたけど、大きいからいいや」
という心理がクセモノです。

小さな妥協が、終盤になって響いてきます。
1mmの誤差を5回無視すると、5mmの誤差。

妥協したい気持ちをグッとこらえて、最初こそ几帳面な作業を心がけましょう。

❹意外なところで破れる
紙そのものは丈夫で破れにくいのですが、パリっとした質感なので、紙が意外なタイミングで破れます。

「かぶせ折り」など、紙をひっくり返す工程は要注意です。
つけた折り筋にそって「パキッ」と割れることがあります。

グリフォンは、裏面の白色を出すために、紙をひっくり返すシーンが多くあります。
より時間をかけて、慎重に進めましょう。

また、「足指」を折り出すためにヒダを分解する時も、中心が破れやすいです。
胴体までガバッと開いて、負担が一点に集中しないようにしましょう。

あとは、工程161のヒダを引っ張り出すシーン。
ここだけの話、私は見事にビリッと破れました。
内側に隠れるので問題ないのですが、やはり悔しいですねぇ…
私もまだまだ、修行が足りませんね。

♦︎♦︎♦︎

というわけで、今日は「包装紙×グリフォン」の特集でございました!

ちびちび作って、5〜6日かかった大仕事。
完成した瞬間の喜びは今年一番です。

それと余談ですが、私は大の甘党です。
モロゾフの洋菓子、大好きなんですよねぇ。
包装紙の中身も、おいしくいただきました^^

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