神谷哲史「ヤドカリ」を折りましたので、ヤドカリにまつわるウンチクと、義両親がウチに居候した際の事件簿をお話しします。
神谷哲史「ヤドカリ」を折りました。
24cm×24cmの教育折り紙。
テキストの見本のようにリアルなやつ作りたかったんですけどね…紙的にコレが限界です。大きさはともかく、紙が厚過ぎて物理的にムリ\(^o^)/
でもまぁ、右手のヨロイっぽい感じとか、貝の立体感とか、部分的には満足です。妻が綺麗な石を持ってきてくれたし、良い写真が撮れましました。
スキル次第で、この紙でもちゃんと作れるのでしょうか。貝殻・胴体の境目や首の根元など、いくつか省略したところがありますが、あとは一応テキスト通り。まぁ、これはこれでコロコロしてかわいいから良しとしましょう。いつか薄い紙でリベンジします。
この作品は、紙の半分で「サザエ」を折ります。サザエはあまり難度は高くありませんが、ヤドカリ本体の部分は結構複雑です。脚や触覚などの細いパーツを多く折り出すため、何層もの蛇腹構造になります。この厚みがやっかいなんですよね。
具体的なアドバイスとしては、中盤に「複数同時に沈め折り」をするところ。序盤に折り筋を仕込むのですが、テキストでは、複数の紙を重ねたままいっぺんに谷折りするだけです。しかしここで一度、実際に沈め折りをしておくと良いです。本来の折り目(外側:山折り、内側:谷折り)がつき、後がかなりラクになります。
さて、ヤドカリにまつわる話。
川崎敏和「巻き貝」を投稿した際に、巻き貝のねじれ方向は「右巻き」がほとんどだという話をいたしました。
では、ヤドカリの胴体は?
実際に捕まえて引っこ抜くのはかわいそうなので、画像検索してみましょう。すべて、巻き貝の方向と同じ「右巻き」になっていると思います。おそらく、ヤドカリが上手く貝殻に納まるため、右巻きに進化したのでしょう。
ちなみにヤドカリは成長に伴い、より大きな貝殻に引越しをします。人間と同じですね。
ところで、ヤドカリ=「宿借り」にちなんで、私の話をいたしましょう。
1年半前、妻の両親(義父・義母)が我が家に住んでいました。実家を建て替えるというということで、工事の期間中(4ヶ月間)だけ部屋を1つお貸しした形です。
ご両親と2匹の猫ちゃん、そして大量の物資。俺んちなのに人の実家に来たみたいな奇妙な共同生活は、信じられない事件の連続でした。
♦︎仕事から帰ると床一面にブルーシートが敷かれていた「ブルーシート事件」。
→猫が床を汚さないための配慮とのことだったが、逆に床がカビそうだったので即日撤去。
♦︎何年も洗っていない猫のエサ容器を洗ったら、洗剤が多すぎて庭先のマンホールから泡が噴き出した「マンホール泡だらけ事件」。
→時間とともに解決。容器は新調することに。
♦︎ライフスタイルの違いから義母と妻(親娘)がたびたび衝突。「事あるごとに義理の息子が仲裁事件」。俺と義母ならともかく、何でキミらが衝突すんねん。しかも、ここ俺んちなんですけど…
一応フォローしておきますが、良いこともたくさんありましたよ。食事作ってくれたり、光熱費出してくれたり。
ほかにも、本が一冊書けるレベルで色々あったのですが、ここは折り紙コラムなので割愛いたします。というか、既に折り紙の話からどんどん離れてますよね。
まぁ、たまには良いか。
いつもしょーもない話にはお付き合いいただき、ありがとうございます。
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