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エンジニアキャリアチェンジを成功させるには


先日、@tejitak さんと、@tamanyan55 さんの開催よる Clubhouse にて、表題のトピックに関するトークをさせて頂きました。
本記事は、その内容を Clubhouse の利用規約に則して スピーカーメンバー の了承を得た下で文章化したものになります。


・オープニング / 自己紹介

冒頭は、各人 (Moderator) の自己紹介から始まりました。@tejitak さんと@tamanyan55 さんは 2017 年頃から タイ・バンコク で交流があり、定期的に Clubhouse を開催されていらっしゃるとのことでした。


・エンジニア 就職 / 転職 って難しくなっている??
最初のトピックは「エンジニアへのキャリアチェンジが、この 1 年ほどで難化しているかどうか」という議題でした。こちらに関しては、結論「難しくなっている」という趣旨で話が展開されていきました。


「2, 3 年前が丁度 プログラミングスクール が隆盛していた時期に当たり、当時は スクール卒 / 未経験 の方も、比較的就職できていた。一方で昨今は、企業が未経験者の採用に慎重であり、面接時に求められるアウトプットの質も高くなっているため、難化傾向にある。」という論旨になります。


私自身の見解としても難化を感じており、正に上記が理由だと考えています。以前にも 記事 を投稿したのですが、ポートフォリオの技術レベル向上がそれを物語っています。最近の転職事情では「退職して短期で転職活動」よりは「在職中から長期でこつこつ」がトレンドなのではないでしょうか。


・スクール卒業生が 就活 / 転職 で求められる内容とは??

続いてのトピックは「面接時点で転職志望者に求められるスキルとは何か」という議題でした。まず、「就活で聞かれる内容って何だろう」という疑問から始まり、結果「最低限の技術力と自走力」という結論に帰着しました。


私の観測範囲内ではあるのですが、面接時には「技術的質問」と、カルチャーフィットを図る「内面的質問」の 2種類 が存在し、ポートフォリオは最低限の技術証明 + 投下時間の結晶 としての価値、それに加え、チームで活躍できる様な思考力や、マインドを問う様な質問が聞かれる印象です。


「採用企業も、即戦力に越したことは無いと言えど、やはりポテンシャルを重視しているはずである。そのため、最低限の技術的知識や、ポートフォリオの完成度を鑑みた上で、自身で課題を定義し、解決に導いていける自走力の方がより評価対象になるのではないか」という結論になりました。


・前述の自走力って具体的にはどんなスキル??
先のトピックの延長戦で「自走力とは何か」という議題が挙がりました。こちらへの回答として「自走力 ≒ デバッグ時の思考力 ではないか」また「自走力がある人には、こんな共通点がある」という話に進展しました。


まず「自走力 ≒ デバッグ時の思考力 ではないか」という話について「未経験者と現役エンジニアとの違いは、デバッグ力が大きく、デバッグの際の思考の基礎が身についている未経験者は自走力があり、ひいては長期的に成長するポテンシャルを持っている可能性が高い」という話題になりました。


では「自走力があるかどうかどう見極めるか、またどんな共通点があるか」という話については「実装やデバッグのフローを口頭で説明してもらい、思考を読み取る方法がありそう。また、それらが得意な方は、一般的な英文読解や、CSなどの前提知識を有している印象がある」などが議論されました。


Moderator 各人の エンジニアキャリア の発端について
これまでのトピックを振り返って、今回の Moderator 各人はどうやって エンジニア としてのキャリアをスタートしたかという議題が挙がります。私を除く、2 名が理系学部だったため、そのメリットなども語って頂きました。


まず、「理系学部生だから良かったこと」として、「パズル感覚でプログラミングを始めた」点が挙がりました。「一方で最近エンジニアキャリアを目指されている方々は、働き方や給与面に惹かれてプログラミングを始めることが多いのではないか」ということが論点となります。               


そして「プログラミングが面白いから続ける、続ける中でプログラミングで社会の課題を解決する楽しさが見つかるのではないか。昨今のトレンドは、それと逆行しているため、プログラミングに向き合う時間が少なく、結果面接も通りづらくなっている可能性はあるのでは」という仮説に至ります。


私自身、エンジニアである限り技術のキャッチアップは必須であり、その上でモチベーションは非常に重要視している項目です。現在運営している「GAOGAOゲート :S」では、プログラミングスキルに加え、学習する意義や、続けたいと思える動機の実現を目指していきたいと考えています。


・エンジニア転職を勧めるかどうか

締めに「現状の流れを踏まえ、周囲の方にエンジニア転職を勧めるかどうか」というトピックについて討論しました。こちらへの回答は、「基本的には勧めるが、条件付きになりそう」という結論に落ち着きました。


「例えば、転職志望者がビーチでバカンスしながら仕事ができる姿をイメージしている場合、ミスマッチが目に見えている。一方で、プログラミングを純粋に楽しめる方や、プログラミングで課題解決したい方には、早期に学習を始めるのはメリットは多いため、是非勧めたい」という意見になります。


・まとめ
今回の Clubhouse では「エンジニアキャリアチェンジを成功させるには」というトピックについてお話しさせて頂きました。昨今のエンジニア転職事情としては難化が見られるため、今まで以上にプログラミングへ時間をかけられる人が採用される傾向にありそうという結論になりました。


最後に、エンジニアコミュニティGAOGAOでは「GAOGAOゲート」という研修事業を運営しております。現在は文系大学生の方向けに、プログラミング基礎から学習できるカリキュラムをご用意しておりますので、ご興味のある方は是非 @gaogaogate までご連絡下さい!


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