マサムネ内記

好事家です。 映画/アニメ/マンガ/二次創作/哲学/デザイン/ファッション/スポーツな…

マサムネ内記

好事家です。 映画/アニメ/マンガ/二次創作/哲学/デザイン/ファッション/スポーツなどを論じます。 Twitter→https://twitter.com/masamune_nike

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<サスペンス>としての「関羽、五関を過ぎ、六将を斬る」話

映画監督フランソワ・トリュフォーはこう尋ねた。 「映画に<サスペンス>が生まれる状況とは何ですか?」 これに対し、映画監督アルフレッド・ヒッチコックはこう答えている。 カメラが私たち二人を撮っていて、その向こうに観客がいるとする。 それから私たちが話し合っているテーブルの下に時限爆弾が仕掛けられたことを観客は予め知っているとする。 更に観客はこの爆弾が13時ちょうどに爆発することを知っている。 そして今は12時45分。爆発まであと15分だ。 しかし私たち二人はこのまま話し合

    • 『麒麟がくる』は令和の『史記』である

      今回は、大河ドラマ『麒麟がくる』(以下『麒麟』と略す)について。 先日好評の内に幕を閉じた作品ですが、僕も今回の大河は大当たりでした。 そこで僕が『麒麟』で気に入った/気がついた事柄について述べていきましょう。 『麒麟』と古代中国の古典書物(漢籍)との関わりを論ずることで ・明智光秀の人物像を『麒麟』は如何に変化させたのか? ・『麒麟』が現代の視聴者に何を、どう働きかけていったのか? といった理解を深める手助けとなるでしょう。 『麒麟』における信長と光秀 ~運命と天

      • ワン・カットによる<主張>を見逃すな~マサムネ内記流映像作品分析術Part2&映画『グリーンブック』論評~

        随分間が空いてしまいましたが、シリーズ2回目です。 前回はこちらのリンクからどうぞ~。 http://note.com/masamune_nike/n/n1ca1b3230adb と言っても今回は「クリスマス前にオススメしたい映画」があるので、その話がメインです。 気軽に読んでいってほしいですが、映画『グリーンブック』のネタバレがある点だけ注意! 映像作品における<作品の主張>ある作品を見ながら/見終わった時、観客である皆さんは「作者はこういうことを言いたいのだな」とそれ

        • 『けものフレンズR とものいえ』論評

          あまりにも感激してしまい、すぐには語ることができない作品が時々あります。 しかし、少し時間を経て落ち着いて魅力を伝えられる。 僕にとっては『けものフレンズR とものいえ』が当てはまります。 今回は、この作品を広めるための記事です。 『けものフレンズR とものいえ』とは 『けものフレンズR とものいえ』(以下『とものいえ』)は、漫画作品。 作者は、あおむし太郎さん。 https://twitter.com/aomushi_taro アニメ『けものフレンズ2』の二次創作で

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        <サスペンス>としての「関羽、五関を過ぎ、六将を斬る」話

          『TENET』を観たぞ!と言うことの重要さ。

          先日、映画『TENET』を観てきました。 https://wwws.warnerbros.co.jp/tenetmovie/index.html 率直にいえば、今回のノーラン映画は彼のベスト・ムービーではない。 意識内で空間を創出するカットが衝撃的だった『インセプション』の方が、初見時の興奮度は高かった。 また、最新の理論物理学に基づいた科学的考証が入っている点では『インターステラー』と同様だが、五次元空間を描写した『インターステラー』よりも『TENET』はクライマック

          『TENET』を観たぞ!と言うことの重要さ。

          〈フレーム〉が、〈ストーリー〉を生む~マサムネ内記流映像作品分析術Part1~

          そんなタイトルで大丈夫か? ――大丈夫じゃない。プレッシャーだ。 noteを始めて二日目。 あれこれ書いていきたいものですが、ここはエッセイやコラムに向いているプラットフォーム。 なので、ウォーミングアップとしてのちょっとしたエッセイ(随筆、試み)から始めましょう。 今回は「マサムネ内記流の映像作品分析術」について。 (好評ならシリーズ化します。という自分へのプレッシャー) Twitterでは、たつき監督作品をはじめ、いくつかの映像作品を分析/批評してきました。 改めて

          〈フレーム〉が、〈ストーリー〉を生む~マサムネ内記流映像作品分析術Part1~

          マサムネ内記は語りたい!

          はじめまして! 僕の名前は、マサムネ内記(まさむね・ないき)です。 既にTwitterで活動していますが、これからはnoteでも活動していきます。 で、「お前は一体、誰なんだ?」 という話です。 自己紹介改めて自己紹介しますと、僕はネットの海の片隅にいる好事家です。 Twitterで活動し始めたのが2019年3月から。 https://twitter.com/masamune_nike?s=09 元々雑食で、映画もアニメも文芸もアートも音楽も哲学も漫画もファッショ

          マサムネ内記は語りたい!