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第3回 応援する親、自己満の親

「子供が頑張っているから」「子供のために」ということをよく聞きます。私も前はそう思って空手をやっていた、水泳をやっている子供の送迎をしたり応援に行ったり、食事のことをちょこちょこ言っていました。

しかし、あるとき「はっ!」とさせられました。練習の後、大会終了後に子供が笑っていなかったのです。本来、その競技の楽しさを面白さを存分に体で感じなければならない時に、子供が話をする前に、私からあーだこーだと質問攻めで感想のひとつも言えなかったのでしょう。挙句の果てには、私からのダメ出し・・・。空手も水泳も経験のない私が・・・。目先のタイムや順位を気にしすぎた親(私)がムキになって、子供にプレッシャーをかけていたのです。完全に子供を使った自己満足の自己陶酔でした。

子供がプレッシャーと戦うのは、レース前だけで十分です。スポーツ選手・アスリートは、スタッフ・チームが数日前からストレスのない生活をさせる。そして、レース当日を迎えるとあるセミナーで言われました。子供のうちからそんなこと・・・と思う方、考える方もいるでしょう。親の役割は何なのか?一流でもない、まだ子供にそこまでやる必要があるのかと。

子供だから、大人だからというわけではなく、いちアスリートとしてみた時にどう思い感じますか。毎日練習を頑張っているアスリートに対して、それでもプレッシャーをかけますか?食事に気を使って、休養睡眠にも気を使って大会に備えて練習をしていても、前日や当日の親からのプレッシャーで無駄になってしまうこともあります。もちろん、それが親でなくコーチの時もあるかもしれません。

現役の選手や過去にそうであった方であったら分かると思いますが、応援してもらうことがどれだけ力になることか。知らない人から笑顔で「頑張って!」と言われたときの嬉しさや気持ちの高揚は、体験したことがある人にしか分からないでしょう。また、スタートライン・スタート台に立った人にしか計り知れないプレッシャーや緊張感は分からないでしょう。分からないからこそ、「標準記録突破できるように頑張れよ」とか「ベスト出してきなよ」「メダル取ってきてね」というよりも、笑顔で「頑張って!」と言って送り出すことが選手にとって一番の力になると思います。

私は、それに早く気がつくことができました。気づけたからこそ、子供と一緒に楽しく高みを目指して、私もサポートを全力で行え、辛い練習を乗り越えていけます。

私は、サポートのプロではありませんが、子供の足を夢を引っ張るわけには行かないので日々勉強中です。

努力している、頑張っている子供達が全員報われ、地方大会や全国大会で切磋琢磨できる環境をと、でかい夢を追って私は頑張ろうと思います。

#アンガーマネジメント #子供の気持ち #アスリートフードマイスター #親の協力 #親の自己満  

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