既成概念を外す。書評: オードリータン、デジタルと AI の未来を語る

オードリータン氏の著者を初めてAudible で拝聴しました。

オードリータン氏のことは、台湾のデジタル大臣で、若いのにとても優秀、トランスジェンダーということぐらいでした。

書籍を読んでわかったことは、タン氏は、本当にスーパー頭がキレすぎて、義務教育に合わないくらい外れていたということ。中学時代から海外の教授陣とメールで話をし、研究をしていたので、それは中学校行く意味わからないよねと思いました。

そして、トランスジェンダーのことも、本人が書籍として書かれていたので、とても理解ができました。男性として生まれ、女性の二次成長も経験し、現在は無性別であるということ。とても興味深かったです。ご両親や祖父母、親戚などのお話も、台湾人らしく、とてもご家族を大切にしていらっしゃるところが分かりました。

なんとなく人から聞いてその人のことを知った風になっていたけれども、書籍を読むと全然違ったなということが分かりました。

iPhone の Siri もオードリーさんの手によるものだと分かって、とってもお世話になったなと思いました。今は Android ユーザーですが、この音声入力もAI によるものですね。とてもありがたいです。

そして、台湾によるコロナの対策もとても分かりやすかったし、素早く閉鎖をして、コロナを排除した政治力はとても素晴らしいと思いました。

それ以前には台湾に旅行に行った時に、選挙活動をされているところを見たのだけれど、日本と違い若い美しい女性が立候補されていたので、台湾政治には賄賂が横行しているのかなと表面的に感じてしまっていました。
しかし、私の見方とは全く違い、若くて優秀な人が、積極的に行政に参加しているのではないかと思いました。

オードリータン氏の書籍は他にも出ており、本人も取材を受けたことは必ずWeb にのせるようにされていたので、どこでも誰でもアクセスができるようにされているのか、素晴らしいと感じました。

大天才の考え方も書籍や Web でアクセスがしやすくなった時代、とても有難い。

今は次世代のデジタルネイティブの若手の方に、世の中を変えていってもらう時代なのだと、感じました。