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リスクが低いときに、素早く意思決定し行動できるか

前置き

急激に仕事が忙しくなって、前の投稿から3ヶ月以上空いてしまいました。
忙しさや大変さは、なんとなく四半期区切りでやってくるものと思ってます。つまり、3ヶ月間が過ぎ、少しだけ状況が落ち着きました。
逆に3ヶ月経って、仕事に変化がなかったり、中間的な目標に到達してない場合は、やり方を見直す機会を持つようにしています。

同じサイクルで、私の読書熱は、基本的に3ヶ月おきにやってきます(つまり、年の半分しか熱心に本を読まない・・・)。
自分のサイクルを把握して、「今は、モチベーションが高い時期だ。」「この3ヶ月は仕事に集中しよう。」など基準を持つようになってからは、かなり生きるのがラクになりました。

きっかけ

さて、表題の「リスクが低いときに、素早く意思決定し行動できるか」について、先日、中古車を購入してから気づいたことがあったので、文章にしていきます。

東京に住み始めた18歳のころから、「東京でクルマを買うはおろか、駐車場代なんて払えるわけがない。」と思っていました。
社会人になっても「まぁ、カーシェアが良いところだなぁ。」と。
ところが、新型コロナウイルスが日本でも感染拡大し、緊急事態宣言が出された頃から、「これはワクチンの普及までに年単位で時間がかかるし、今までみたいに海外旅行に行けないな。」と思い始めました。
ふたり目の子どもが生まれることもあって、2020年6月に中古車ディーラーにクルマを見に行き、7月には納車されていました(子どもは無事に8月に産まれました)。
夏休みがろくに取れず、それでも子どもは毎週どこかに遊びに行きたいわけで、クルマを買うという判断は正しかったなぁーとじみじみ感じています。

この経験を通して考えたのは、明らかにやってくる未来への投資リスクは低い、ということです。
自分の人生を振り返って、未来が明らかな場合は周りの多くが取らないチョイスに対してもリスクが低いと判断して行動してきたと思い、少し振り返ってみました。

振り返り1)大学進学

大学に進学する際に、18歳の私には2つの選択肢がありました。
1. 6点で不合格になった東京の国立大学を、浪人して再チャレンジする。
2. 滑り止めで受けていた、東京の私立大学に進学する。

このとき、「2」の選択をしました。
18歳の当時考えたのは、「自分は官僚(国家公務員)になるわけでもないし、研究者も目指すつもりはない。4年後の就活のとき、文系職であれば国立大学と私立大学の差は特にないだろう。」ということでした。
私の通ってきた広島の学校では、浪人してでも(東京や京都の)国立大学に進学するのが当たり前だったので、浪人を経ずして私立大学に行くのは少数派でした。

目指す職業ややりたい仕事にも寄りますが、18歳当時、数年先のことを考えて2つの選択肢に大きな差はない、とリスクが低いと判断できたのは良い経験になりました。

振り返り2)新卒時の就職先

新卒の就職先として、2つの候補がありました。
1. 東京のど真ん中にある、総合病院の事務職
2. 統合を繰り返す、赤い銀行の総合職

このときのリスクを振り返ると、「お金や地位、世間体を気にして仕事をするのか」、「自分の『やりたい』ことを仕事にするのか」という選択に迫られていたのだと思います。

70歳くらいまで仕事をやることを考えて、「やりたい」と思うことにコミットしてみる。仕事はやりたいからやる。その想いを優先したほうが、将来働き続ける上で、自分のビジネスマンとしてのリスクは低いと感じました。
ありがたいことに、2回の転職をして3社目で働いていますが、毎日前向きに仕事に取り組んでいます。

振り返り3)初めての転職

「データについて知らないまま、50代を迎えるのは、ビジネスマンとして危険だ」という危機感のもと、社会人3年目のはじめの頃、転職活動をして、ヤフーに転職しました。
実は、ヤフーの他に、NEC系のコンサルティング会社でSASを使った分析を行なう仕事の内定もいただいていました。
データを扱うという意味ではどちらの会社でも良かったのですが、ヤフーでインターネットを「事業」として体験することができたのは大きかったです。
2014年当時(Facebookが上場して2年後)、データというのはインターネットを掛け合わせて大きな力をもつ、というバックリした未来のもと会社選びをしましたが、振り返るとそれもかなりリスクの低い転職だったなぁと思います。

母校でのZoom講演会で

緊急事態宣言のさなか、母校(中高一貫校)でキャリアについての講演会をしてほしいと依頼を受けました。
ざっと大学=>社会人=>大学院=>現在の仕事について話をしましたが、その中で「破天荒な人生」と招いていただいた先生に紹介されました。

確かに大学時代、休学してスペインに留学しているものの、それ以外はリスクの低いときにチャンスを見いだし判断して行動しているだけかなぁとも思います。

リスクが低いときに、素早く意思決定し行動できるか

すべての意思決定にリスクを評価する必要もないですし、好き嫌いで意思決定して行動することもあります(クルマの車種は、完全に好き嫌いで決めました)。

それでもなんとなく、明らかにやってくる未来に対して答えがわかっているときは、グッと投資をしたり行動したりするに限るなぁとクルマを買った経験から振り返ってみました

最後に、そうは言っても・・・NISAからつみたてNISAへの切り替えが終わりましたが、つみたてNISAを積み立てることをまだ始めていません。
他にもリスクが低くてやり残していることがいっぱいあるので、ひとつずつやっていきます。



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