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不安は脳が作っている。

映画「ワイルド・アット・ハート」(1990年)

主演: ニコラス・ケイジ

*オススメしたい人*

・不安に囚われている人

・愛を疑ってしまう人

・毒親に悩んでいる人

*ストーリー*

南カロライナ州の州境の何処か。
セイラーとルーラは若い恋人同士だったが、ルーラを溺愛する母マリエッタは、セイラーを疎ましく思っていた。
ある日、刃物を持って、ルーラを切りつけようと近づく暴漢が現れる。
そばにいたセイラーは、感情的になり、暴漢を殴り続けた結果、死なせてしまう。
刑務所行きとなったセイラーは、2年近くの刑期の後、出所となり、蛇革のジャケットを持って出迎えたルーラと再会を果たす。
セイラーとルーラは、オープンカーに乗り、各地を転々とする旅を続ける。
ルーラは、時折、強い不安に襲われることがあった。
親戚の叔父から乱暴されたり、実の父親がガソリンを被って焼死するなどの記憶がルーラを苦しませたが、セイラーだけが心の支えだった。
しかし、ルーラに執着する母マリエッタは、セイラーに殺意を抱き、ある人物に相談を持ちかけるーー。

*映画の見どころ*

仕事もせず、各地を転々とする生活や、たまたま遭遇した事故現場、そしてルーラの妊娠など、刹那的に生きる若いカップルに、さまざまな出来事が起こっていきます。
若い2人は、次々と起こる出来事に、現実と感情の境目が曖昧になり、不安に襲われるようになっていきます。
持ち金も底をつき始め、収入を得る手立てもなく不安になったセイラーは、たまたま知り合った男に、銀行強盗で得た現金を分け合うという計画を持ちかけられます。
しかし、その男は、弾丸が十分に装着されてない拳銃をセイラーに渡し、セイラーが騙されたと気づいたときは、すでに時遅しで、男がセイラーに銃を向けたときでした。
しかし、危うく命を取り留めたセイラーは、銀行を襲った罪で、再度、刑務所行きになります。
約6年後、ルーラは男の子の母親となり、再び、出所したセイラーと再開します。
親子3人で睦まじく暮らすはずでしたが、セイラーは別れを切り出します。
自分のような人間と一緒にいても幸せになれないと思ったセイラーは2人に別れを告げ、その場を後にします。
ひとり歩いて行くセイラーを、不良達が取り囲み、暴力を振るってきます。
気を失って倒れたセイラーは、どこからか魔女が「愛に背かないで」というささやくのを聞き、ルーラへの愛を再確認します。
再びルーラと息子のところへ戻ったセイラーを、ルーラは喜びに包まれた表情で暖かく迎えたのでした。

*人生の好転レッスン*

自分が望まない状況が続くと、頭の中が不安でいっぱいになってしまうことは、よくあるものです。
しかし、不安は自分の頭が作り出しているものと自覚しなければ、現実と妄想の境目が曖昧になってしまいます。
事実と自分の想念を分けて認識できるようにできれば、不安は最小限に抑えることができます。
そうすれば、ちょっとしたことに不安になったり、恐れたりする必要もなくなり、自分の周りで起きたことに適切に対処できるようになることでしょう。


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