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どこでも活用できる人間関係の潤滑油を手に入れました

スペインの地でお味噌屋さん起業を目指すmasamiです。

最近、大の大人に手を振って「こんにちは」と挨拶したことありますか?

"この村に引っ越してから手をよく振るな"と気が付きました。
日本だったら、お辞儀して挨拶しますよね。手を振って挨拶するってなんとなくその人との距離感が近い印象がありませんか?
頭を下げて挨拶をする選択肢が無いので、ニコっとしながら挨拶するか手をふるか、両手塞がってる時は顎を上にクイっと上げて挨拶します。

挨拶こそが人間関係の潤滑油ではないかと気が付きました。

約5000人の村に住み始めて今年で6年目に入りました。
来た当初と比べると知り合いと呼べる人、友人と呼べる人が増えました。
ママ友の話を聞くと「あの人この間挨拶してくれなかったのよ」って時々耳にします。

挨拶の大切さに気が付いた瞬間でした。
挨拶をしないだけで、印象がマイナスになってしまう。挨拶スルーって想像以上にダメージが大きいみたいですね。

昔どこかで見て、そうなりたいなと思った一文があります。
「道を尋ねられるような人になりなさい」
道を尋ねる時に、人はなんとな〜く優しそうな、なんとな〜く大らかな、なんか分からないけど怖そうな人は避けるものです。
こんな田舎で、しかもアジア人に道尋ねる人なんか居るのかい?という気持ちでした。それでも”道を聞かれ易い人”は私の一つわかり易い目標になりました。当時の私はこの村に来たばかり。知り合いをどう増やすか悩んでました。田舎だし、「あの人誰なの?」状態だろうから、オープンマインドで行こう。私から開示しないと恐らく平行線で進むだろうと考えました。
”道を聞かれ易い人”は目標であり、日々の取り組みは挨拶を意識しました。

私の家の裏にはお洒落なレストランホテルがあります。

秘密の花園のような入り口

クリスマスのデコレーションは綺麗だし、夏は藤の花が食卓上に咲きとても華やかです。広いテラス席もあり県外や地元民からも愛されるお店です。

夏は湿気が少ないので、日陰さえあれば涼しく過ごせます
数日前、我が子供たちが裸足で夜11時まで走り回ってました

他県から来た人が時々迷い込んで家の前で彷徨う事があります。人通りが多くなくて、私しかいないって状況も相待ってなのか道を聞かれる事があります。
「こんなアジア人でも道を尋ねられたぜ、イエイ❇・:*+.\(( °ω° ))/.:+」って脳内では反応してます。

時々、アジア人なんて関係ないんだなって感じる時もあります。スペインは移民を多く受け入れています。どんな田舎に行っても異国から越して来たとか、アジア系の子を養子縁組したとか色んな事情で国際色豊かです。

私は山梨県出身で家の目の前は畑が広がり、二階のベランダからは富士山を眺めるような環境で育ちました。その辺を散歩している人は名前とか正確には分からないけど、ご近所さんに間違いない。これが子供の頃からの認識です。だから、とりあえず頭をペコっと下げて挨拶してました。

その習慣は今も続いて居て、スペインの田舎でもとりあえず挨拶します。名前も家も知らないけど、挨拶だけする人が多数います。
いつかきっと「ああ、あそこの人か!」になるはずです。こちらの人はちゃんと顔を見てくれるので、気持ちが良いものです。

海外生活あるあるでしょうか。どこかのアジア人と間違えて挨拶されることが、よくあります。主人に「今の誰?」って聞かれますが、私の答えは「知らない人だよ、多分人間違い」何回この会話をしたことか。
挨拶してくれた人のメンツを潰さない為にも、挨拶し返します。

人と人が交わる最初のスタート点は挨拶が多いです。新しい土地で生活をする際は挨拶さえ心掛けていれば、人間関係が少しづつ構築出来るはずです。

恥ずかしがり屋で全然挨拶出来なかった、7歳娘が最近は元気よく自分からご近所さんに挨拶します。
背中で見せられたかな〜って感じました。

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