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「自由」とは「不自由」なもの

「ノミの天井」

って聞いたことのある人は多いと思います。

 ノミのジャンプ力はすごく、体調の数十倍から100倍の高さや距離をジャンプできると言います。そのノミを、小さい箱の中に入れるとどうなるか?初めは、目一杯ジャンプして、天井にぶつかって落ちます。またぶつかって落ちます。
これを繰り返すうちに、この天井にぶつからない高さまでしかジャンプしなくなります。

 そうして、箱から外に出すと、天井がないのにその高さまでしかジャンプできなくなってしまうのです。

自分の上限は自分が決めている 

 これをどう捉えるか?

 我々の成長においてこのノミの例を出すことはよくあります。天井のあるところに自らを置くと、それ以上の成長ができなくなると言う物です。

 では、この天井って何でしょうか?物理的に天井の下に置かれることはそうそうありませんが、色んなしがらみの中で自らの限界を決めてしまうことがあります。

 自分には無理だとか、失敗したくないとか、怒られたくないとか、色んな感情や意思の中で、自分の天井と言える限界を決めてしまうのです。

 全てにおいて、これを決めるのは自分です。上司のせいとか、環境のせいにすることは多いですが、ただの言い訳ですね。

言い訳をせず、自らの意思で動く

 自分の可能性を摘み取る上司がいたとしたら、その上司から離れれば良く、その上司の下言い続けるのは自分の意思です。それを上司のせいにして、自分がチャレンジできない理由にしているのです。

 それに気付いていたらまだいいです。一歩踏み出すだけですから。

 問題はこれに気付いていない人です。自分はやっている、できている、チャレンジしている、と思っている方です。本当にできている人は、ここに気付いています。だからこそできているのです。

 自分には関係ないと思っていたり、そもそも関係あることだと思っていない時点で、できていない可能性が高いです。やはり、自覚が大事です。意識する事が大切です。人間は都合の意思考をする生き物です。自分の精神が危険にさらされないように、無意識に自己防衛するようにできています。

 ですから、自ら意識して、こういった感情に立ち向かわなければいけません。
 気付いていないふりをせずに、しっかり向き合いましょう。そうすることで、天井を取り払い、どこまでもジャンプする事ができるようになります。

天井がないと居心地が悪い

 この環境は、実は非常に居心地が悪い物です。何の制約もないので、頼るものが何もない環境になるからです。何か目安になるものや、ここまでというゴールが見えていない状態というのは不安になります。
なので、そこから逃げるために自分で上限を決めてしまうのです。もっというと、気づかないふりをして、無関心を装うのです。

「自由」というのは「不自由」なものです。

 誰かに依存するのではなく、自分の人生を自分の手で切り開くためにも、天井を決めずに、どこまでもチャレンジしていきたいものです。

今回も最後までご覧頂きありがとうございます。お役に立てたら嬉しいです。

岡本昌巳

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