見出し画像

見る場所によって真逆に見えてしまう

 自然界にはいろんな力があります。重力や引力、浮力に磁力などなど。

 その中に、「遠心力」というものがあります。聞いたことのある人は多いと思いますし、どんな力かもご存知の方も多いでしょう。

 車などでカーブを曲がる時にそのカーブの外側に向かって働く力ですね。慣性力とも言われ、止まっているものはずーっと止まっていて、動いているものはそのまま同じ運動を続けようとする力、と言われます。
 つまり、真っ直ぐ走っている車がカーブすると、まっすぐいこうとする力が働いて、それが外側に向かう力として感じるということです。

 これに対して、「向心力」という力があります。ご存知でしょうか?こちらはあまり聞いたことのある人はいないのではないかと思います。
この力は、遠心力と反対方向に働く力で、力の大きさは遠心力と全く同じになります。

画像1

これはどういうことでしょうか?

 簡単にいうと、カーブを曲がっている自分自身が感じる力と、カーブを曲がっているのを外から見ている人が私の動きを見て私に働いている(様に見える)力の違いです。

 私自身は外側に引っ張られているので外側に向かう力を感じますが、外から見ると、車と一緒にカーブを曲がっていっているので、内側に力が働いているという事になるのです。
 ややこしいですね。視点によって同じ動きに働く力が全く逆になってしまうのです。

 視点の違いを意識

 これ、実社会でもよくある話です。自分ではこっちに向かって働きかけているつもりでも、周りから見たら反対方向に受かっている様に見えたりしてます。
 この、視点の違いを意識するのは大切ですね。
 あるいは、自分では周りの抵抗を感じていて、必死で戦っているつもりだったのに、周りから見たら、結局その抵抗によって流されている様に見えているかもしれないのです。
 結果責任ももちろんありますし、発信する力も大切ですね。

 自分ではどう考えていたとしても、第3者から見た時に違う捉え方をされてしまう事があるのです。そうなってしまうと、自分が意図したこととは違う結果になってしまう事になりかねません。それによってまた、その見方が正しかったという事にもなってしまいます。

 適切に発信をすることも大事ですし、1人で戦わずに共感を得られる人と戦う必要があるのです。是非ここを意識していただきたいと思います。

 今回も最後までご覧頂きありがとうございます。お役に立てたら嬉しいです。

岡本昌巳


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?