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落ちこぼれの逆襲②

 最後の転職として、今の会社に入りました。

 そこから3年半ほど。想像していたよりもはるかに早く、目標が達成されます。
その3年半の間は、自分としても、とても充実していました。目標がはっきりしていた中で、目の前のやるべきと信じる事に意識を集中させていたからでしょうね。会社の中で認められる事が一つの条件ではあったのですが、そのために何かしたと言う意識は全くありません。
 求められているであろう事はもちろん理解はしていましたが、自身の経験からよりお客さんのためにできる事を「勝手に」やっていました。
 確信の力ですね。

 もちろん、やらなければいけない事はやっていました。社内資格や研修などは、真っ先に受けに行きましたし、新しく始まった企画などにも積極的に参加するなどしていました。
 結果として、スタートしたばかりの社内資格をトップで合格しました。

大きな変化

 これが、大きな変化をもたらします。

 何だか、周辺が騒がしくなりました。人事の責任者が来たり、本社で何かにつけて声をかけられるようになったり。

 元々はあまり人が得意ではありませんので、正直何となく落ち着かない気持ちもありました。とは言え、お店はいつも通り営業していてお客さんが来れば余計な事は考える事もなく目の前の仕事に集中します。
 そんな中、物凄い追い風が吹く事になります。「運」なのか「引き寄せ」なのかわかりません。

 幹部の1人が突然退社する事になったのです。それによって、エリアマネジャーのポストが一つ空きました。
 一気に私の環境が変わりました。移動して間もない私の店舗に新しい店長が来ました。そして、私はマネジャー見習いのような形で、先輩マネジャーに付いて勤務する事になったのです。

 元々目指していた事とは言え、あまりにも急でしたね。
 正直少し戸惑いましたが、どこか落ち着いていました。ただ、今まで見たことのない世界に足を踏み入れようとしていたので、不安は沢山あったのをよく覚えています。
 だって、3年半前まで、ただの落ちこぼれで、転職を繰り返していたのですから。

 この時に教えてもらった先輩マネジャーは、結果として、のちに皆さん役員になっています。それぞれの特徴を勉強できたのは大きかったですね。これも「引き寄せ」かも知れません。

 こうして、年功序列が幅をきかせていて、10年以上の社歴がなければまずならないと思われるような、マネジャー職にわずか3年8ヶ月で就く事になりました。当時の最年少でしたね。

やるべき事

 当時マネジャー職には30名ほどがいました。当然その中では、わけのわからん奴が来たぞと言う感じで、完全アウェーの中に放り出される事になりました。ですので、この後マネジャーとしての仕事も決して簡単ではありませんでしたが、それはまた改めて。

 ここで岡本から言える事は、
 ・自分の目標のためだけに仕事をしない事
 ・目の前の最優先する顧客を間違えない事
 ・顧客のために集中する事
 ・社内の動きに敏感に反応する事
 ・会社の考えを理解した上で、自分の信念に従う事

と言った事でしょうか。自分の目標を会社に依存した内容にしない事も大切でしょうね。世の中にどんな価値を提供できるのかを最優先に考え、そのために会社を利用するくらいの気持ちが大切でしょう。

顧客が認めれば会社は逆らえない

 それは、一番顧客がわかってくれますから、多少「勝手(と思われるよう)な」ことをしても、上は何も言えません。
 その上で会社に求められる事にしっかり応える事ですね。その時にある程度自分を犠牲にする事も必要でしょう。
 何でもそうですが、初めに大変な思いをした方が、あとで楽になるものです。初めから力を出し惜しみしていくと、ずーっと労力を使い続けなければいけない。
 それは、頭に入れた方が良いでしょう。
 初めに目一杯やるからこそ、手の抜きどころもわかると言うものです。

 自分が信じる道を確信を持って進み、手を抜かずに120%で行動し続けると、結果が「引き寄せ」られてくると言う事ですね。

今回も最後までご覧頂きありがとうございます。お役に立てたら嬉しいです。

岡本昌巳

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