神は言われた「生命の炎を燃やせ」と

あらすじだけで満足できるような小説もある(それは小説とは言わないが)。「SF宗教もの」を考えたので、あらすじをここに残しておく。

異教徒との戦い

新天地にたどり着いたはずの主人公たちは、そこに蛮族たちを認めた。
蛮族たちは残酷な異教を信じ、生贄を捧げたり、入れ墨を入れたりしていた。
恐ろしい異教徒が襲ってくる。通信手段がなく、援軍は期待できない。
主人公たちは生存をかけて異教徒と戦い、ついに勝利する。

異端者の汚名

主人公たちの子孫は新天地で繁栄していった。主人公たちの子孫もまた信心深かったが蛮族たちの風習をとりいれて祈りのあり方はしだいに現地に合わせて変わっていった。
ある日、通信手段が復活し、本国から船がやってくる。それは聖教騎士団を乗せた軍艦であった。
蛮族と和して異端と化した新天地の者たちを掃討しにやってきたのだ。
主人公と同じ名を持つ者が新たな物語の主人公となり、聖教騎士団と戦う。
神風と呼ぶ季節風が吹いて、聖教騎士団の大船団は海の藻屑と消えた。

母国への旅

主人公たちの子孫は母国を目指す。出迎えは砲台。軍艦。
蛮族と呼ばれ、異端と呼ばれる彼ら。本国の対応は冷たかった。
一発の弾丸が戦いに発展する。主人公は思う。何が正しいのか。何が正当なのかと。
戦いは激しさを増し、戦こそが生命の炎ではないかと主人公が思い始めたところで唐突に物語は終わる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?