見出し画像

新宿日撮り歩記【旺文社】

画像1

昭和6年(1931年)「欧文社」として赤尾好夫が創業。
私にとって「旺文社」といえば、「大学受験ラジオ講座」「百万人の英語」といったラジオ番組、受験雑誌の「蛍雪時代」、そして「赤尾の豆単」と大学受験にまつわる思い出ばかりです。
中でもブラームスの「大学祝典序曲」で始まる「ラジオ講座」は毎晩のように聴いて受験勉強をしていました。
そのころは「セイヤング」「パックインミュージック」「オールナイトニッポン」といった深夜放送番組の全盛時代でもあり、「ラジオ講座」の後はこれらの番組を聴いていました。
「ラジオ講座」の講師陣は私にとって自分に寄り添ってくれるディスクジョッキーのような感覚だったのかもしれません。
昭和27年(1952年)3月31日、旺文社が設立に関与した文化放送の開局と同時に始まったというこの「ラジオ講座」は平成7年(1995年)をもって43年間の歴史に幕を下ろしました。

大学受験に出そうな英単語をまとめた「赤尾の豆単」は当時の受験生にとっての必携本の一つでした。
今はもう出版されていないようですが、ネット販売では中古品で2,255円、新品で118,417円もの値が付いています。
(横寺町55)

画像2