最初から完璧なものなんて─さすらい駅わすれもの室「幸運のクローバー」
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幸せのハードルを下げる子どもの頃から幸せのハードルは低いほうだった。喘息持ちだったので、発作が出ると、咳で背中が割れそうになるし、お医者さんにぶっとい注射を打たれる。普通に息ができるだけで幸せだった。
高校生のとき、同級生のことも文房具も何でもかんでも「可愛い」とほめていたら、「あんたの可愛いはあてにならへ