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繊細さんのお子さんが「学校に行きたくない」と言い出したら

繊細さんのお子さん(HSC)が、ある日突然「学校に行きたくない」と言い出したら、おうちの方はびっくりしますよね。

でもお願いです。

まずはその言葉を、そのまま受け止めてあげてください。


朝、どんなにギリギリの時間に言い出したとしても、叱らないで、その日はできるだけお休みさせてあげてください。

理想は「じゃあ、今日は一緒にお休みしようか!」って言ってあげることですが、お仕事をしていればどうしようもないときもあると思うので、できたらで大丈夫です。

もし一緒にいてあげることができるなら、お出かけしたいとか家でゆっくり過ごしたいとか、お子さんがどうしたいかを尊重してあげてください。

そして1日一緒に楽しく過ごして夕ごはんでおなかを満たしたあと、「なにかあった?」とそっと聞いてあげてください。

繊細さんのお子さんは、自分の気持ちよりもまわりの人の気持ちを優先してしまいがちです。

どんなに自分がつらくても、おうちの方を悲しませないように我慢します。

そんな繊細さんのお子さんが「学校に行きたくない」と伝えてきたときは、もう限界のときです。

おうちの人を悲しませたくない。

でももうこれ以上頑張れない。

コップの水で例えるなら、表面張力ギリギリのところまで来ています。

勇気を振り絞って伝えてくれた一言を、どうか受け止めてあげてください。

「なにかあった?」と聞いても、答えられずに泣くだけかもしれません。

はっきりとした理由があったとしても話すのがこわかったり、我慢しすぎて自分自身でも本当の理由がわからなくなっていることもあります。

話してくれるのはその日かもしれないし、ずっとあとかもしれないけれど、本人が話し始めるまで根気強く待ってあげてください。

それから、学校に行けない日が増えたとしても焦らずのんびり構えていてください。

おうちの方が感じる焦りや不安、変な気遣いを繊細さんのお子さんは必ず感じ取ってしまいます。

焦りや不安を一番感じているのは本人です。

そういう気持ちを抱えながらも、おうちの方に対して「気を遣わせたり悲しませたりしてしまってごめんなさい」という気持ちが溢れそうになってしまっているのもまた、本人です。

学校に行けなくたって、死ぬわけじゃありません。

お子さんが生まれたときの気持ちを思い出してみてください。

生まれてきてくれたことに、ただ「ありがとう」と感謝しませんでしたか?

勉強ができなくたって、運動ができなくたって、学校に行けなくたって、それはその子の個性なんです。

ダメなところなんてひとつもないんです。

お子さんが自分で人生の選択ができるまで、たくさんの愛情を注ぎながら見守ってあげてくださいね。

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