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ピアノの先生の独り言#25指番号は書いてもいいですか?

ピアノ教師のmasakopianoです。昨日のレッスンで、譜読みが苦手なAちゃん1年生のママから「先生、楽譜にドレミは書かない方がいいと思いますが、指番号は書いてもいいですか?」と質問がありました。

Aちゃんは、先月お引っ越しでご入会されたばかりの生徒さんです。前の先生のところで、2年間ピアノを習って基礎は弾けるけれど、全て先生が指番号を書いてくださっていて、指を頼りに弾いていることにお母さんは不安に思っていらしたようです。

結論から言うと、指番号は書いていいです!
ただし、今は5指で弾ける曲がほとんどなので、ドレミが読めなくてもなんとか弾けますが、指くぐりや跳躍はこれから出てきます。
そうなると、指番号だけでは絶対弾けなくなります。

そこで、お母さんに提案したのは、
今までは先生やお母さんが指番号を書いてあげていたそうなので、
本人に書かせてください。時間がかかってもお母さんは教えないで、見守ってくださいね。
最初の譜読みはどのレベルにしても、時間と手間がかかります。そこを楽して通り過ぎていては、いつまでも読めません。
ついつい転ばぬ先の杖を、私たち大人はやってしまいます。
でも、小さなつまずきは、いっぱい経験した方がいいと思います。
レベルが高くなると、それはかなり大きな壁になり、、、あ〜もう無理!ってなってしまいます。
今のうちにいっぱい失敗して、あ!そうか〜と自分で答えを見つけてほしいと思ってます。そして自分で見つけた答えは絶対忘れません。

鳴くまで待とうホトトギス。
子供さんの習得は、3歩進んで、2歩下がって、ある日10歩くらい飛んでたりします。
お母さん、必ず鳴きます!
美声を聞けるその日を待ちましょう。

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