恐怖は歌えない

名前を紡ぐ度に怖くなる
何度も恐怖を恐れて 朝が怖い 変わらない
愛するものが恐怖の対象で 結局自分が可愛いだけなのだろう
情けないを通り越して弱い自分が許せない
どうすれば愛せますか?
どうすれば愛と向き合えますか?
喉から手が出るほど欲しいものはこんなに届きそうなのに  無くしたものならもう一度取り戻せるはずなのに
恐怖だけはどんなに足掻いても喚いても拭えなくて  躊躇いもなく地へ落とす
生きていることが悔しいと感じた夜は神を一瞥し  夢や理想のために自分の大切な何かを犠牲にできる人間を時に敬愛する
恐怖を飲み込んだとき理想を諦めたことと同義であると知りながら 何よりも守るべきものを手放し 最後の恐怖を残した
そんな馬鹿な生き方と笑うなら
賢い生き方は醜くないと 綺麗な生き方は誰も傷つけないと 証明してみせて
生き方の理由の一つに言葉を使えば 百の偽りが生まれる
考える過程が大事だというならば 考え抜いた末に 全てを取り払って 感じるままに進めばいい
生きてきた過去が答えならば 生きていく未来は生きる証だ
恐怖は消えない消せない
だけど
心に確かにあるだろう? 熱をもった何かが
現実も虚偽も何を優先させるかは自分の選択次第なんだ
理想に焦がれ 愛の傍で 夢 絶望 祈り 狂気 勇気を
世界を歌おう


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