デジタルマーケターが知っておきたい今日の売場vol.2(コカ・コーラ店頭施策)
みなさん、こんにちは。
ソーシャルメディアを中心としたマーケティング支援をしている『トライバルメディアハウス』の杉山です。
今日の売場はみんな大好きコカコーラ&マクドナルドのお話です。
先日、自宅近くのスーパーへランニング終わりに買い物に行くと数年前にも実施をしていたコカコーラ社の神施策が再び実施されていました。
その神施策とはコカコーラ社製品購入で、マクドナルドのハンバーガーやドリンクがもらえるチケットがついてくる企画です。
数年前に私がみたこの施策では、500mlペットボトル1本ずつにネックリング式の紙クーポンがついており、それがハンバーガーもしくはポテトSに交換できた(うろ覚えですみません・・・)と記憶しています。
さて、今回はどういう施策だったかを説明していきたいと思います。
清涼飲料売場に行くと上部に施策説明のパウチが2枚貼り付けられており、棚のレールにはこの施策のクーポン引換券が設置されていました。
今回のこの施策、コカコーラまたは対象商品2本購入でクーポン引換券1枚がもらえます。(前回は1本毎)ペットボトル2本で約140−150円につき、ハンバーガー(orドリンクSサイズ)120円相当の引換券がもらえるのでかなりの高還元率ですよね。
さて、ここで私はコカコーラを4本購入し、クーポン引換券を2枚GETしました。
それがこちら、デジタル版『マクドナルド無料クーポン引換券』
前回が紙クーポンだったので今回はデジタル版となっているのでしょうね。
引換券の右下にスクラッチ部分があり、そこを削るとシリアルコードが記載されており、専用ページでそのシリアルコードを入力するとデジタルクーポンが発券されます。
ここからが発券の手順になります。
まずはスクラッチを削り、シリアルコードを確認します。
そして右上のRQコードから専用ページにアクセス。
シリアルコード入力をするとハンバーガーもしくはドリンクSサイズを選択する画面に遷移します。
私はここでハンバーガーを選択!
引き換えるを選択します。
引換券の裏面にはLINEのログインが必要とあったのですが、ここまでLINEには一度も遷移せず・・・
このデジタルクーポンですが「今すぐクーポンを使う」を押してしまうと、そこから30分しか有効時間がないため、お店に到着する直前もしくは到着してから最後の発券を行なう必要があります。
そして、後日・・・
このクーポンですが1会計につき1枚しか使えません。ただしそのほかのクーポンは併用可能。(前回の企画の際に私はスーパーでコーラを2本買い、併設されていたマックでハンバーガーとポテトを同時に引換え、セルフセットにしていました)
クーポンの有効時間は発券から30分なのでお店に到着してから発券するのが良いです。カウントダウンって何故か勝手に焦りますよね。
クーポンを使用すると有効時間が0分となり、使用済みとなります。
そして、当日私が引換&購入したのはこちら。(たの商品も購入しているのがミソ)
この施策の大切なポイントとしては
企画展開する流通側はマクドナルドというビッグコンテンツで売場活性化ができる
コカ・コーラ社は店頭での自社製品の販売を伸ばすとともに、マクドナルドへの送客をしている(コカ・コーラ社はマクドナルドにも飲料を卸している)
マクドナルドの飲み物と言ったら、コカコーラ!
ハンバーガーもらったけど、これだけだとちょっと物足りないからポテトとか飲み物とか買っちゃおうかな・・・
4まで行ってしまったら、本当に良いお客様です。
術中に見事ハマりましたね。
ちなみに私は月見バーガーの発売ということもあり、一緒に購入をしましたが、そうでない場合だとしたら、やはりポテトや飲み物などを一緒に買ってしまう可能性が高いのではないかと思います。
この施策の良い点は、流通も喜ぶ、コカコーラも喜ぶ、マックも喜び、お客さんももちろん喜ぶという4者がwin状態であることです。
コカコーラとしては店頭でインセンティブをつけることにより、しっかりと売場及び売上げを確保しつつ、さらにはコカコーラ社がマクドナルドへも飲料を卸していることから、さらにそこでの売上げも見込むことができます。
と、ここまで褒めまくってきましたが、マイナスポイントもしっかりと
モバイルオーダー非対応
モバイルオーダーできないのでレジ待ちの列に並ばなくてはならない
と、このくらいでしょうか。
モバイルオーダーの便利さに慣れてしまっている私には、このレジに並ぶというのがなかなか不便に感じました。
しかしながら、コカ・コーラ社だからこそできるこの施策。
個人的にはこれまでの飲料のノベルティはコレクション性があって欲しいなと思う反面、喉元過ぎると自宅で埃をかぶっている・・・なんてこともありましたのでコーラを買って、すぐにハンバーガーがもらえるこの施策は本当に神施策だと感じました。
でも、なぜかこの施策TwitterなどSNSではあまり語られておらず、認知度が低いように感じられました。やはりここがデジタルと店頭があまり連動できていないポイントであり、私としてはそこに取り組んでいきたいと強く思った次第です。
今回は「今日の売場」について書いてみましたが、今後も引き続き我々デジタル・ソーシャルメディアマーケターが知っておくとためになる店頭施策などをお伝えしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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