デジタルマーケターが知っておきたい、今日の売場Vol.1
みなさん、こんにちは。
『トライバルメディアハウス』の杉山です。
4月にコロナに罹患して筆が止まってしまい、久しぶりの記事になってしまいましたが、今回の話題は『今日の売場』と題しまして、気になる売場や売場施策をご紹介していきたいと思います。
気になるその第一弾は9/1から開始されたセブンイレブンのスプラトゥーン3キャンペーンのご紹介です。
任天堂Switchの人気ゲーム『スプラトゥーン3』の発売に合わせて、SNS、web、セブンイレブンアプリ、店頭が連動して施策を実施しています。
まずは展開されている店舗の店頭販促を見ていきましょう。
まず最初はスイーツ売場
コラボ商品のゼリー2品が展開されており、その売場を囲むようにカテゴライズPOPが設置されていて、通路からの視認性もその色展開もあってとても目立っていました。
アイス売場では対象商品2品を買うとクリアファイルがもらえる、纏め売り景品が展開されていました。
続いて飲料売場
こちらではネックリングでボトルマーカーのべた付け景品が展開。
最後にパン売り場
コラボ商品が3本展開されており、TOPボードからレールPOP、スイングPOPでのCP告知など充実の売場展開。私が見ている間にも、スプラトゥーンに興味を持ったカップルがこの商品を購入していきました。
そして、セブンイレブンさんのTwitterでは8月11日のティザー投稿を皮切りに、次々と情報解禁tweetが展開されていました。
ティザー、コラボ商品の紹介ときて、CPスタート直前にはCP告知Tweet
なんとセブンイレブンアプリで購入するとポイントがたまり、そのポイントに応じて応募できるキャンペーンとなっており、任天堂スイッチも50名に当たるという大盤振る舞い!
さらには店頭展開での景品告知も実施することで、来店誘導も。
その後も、コラボ商品の詳細Tweetなど思わずセブンイレブンに行って買ってしまいたくなる誘導です。
これだけの展開ができるというのは、さすがセブンイレブンさんです。
Twitterでは470万フォロワーを抱えており、そのリーチ力は絶大です。そこでティザーからの情報解禁、コラボ商品や、買うと必ずもらえる景品を告知しつつ、来店誘導に繋げています。
そして、キャンペーン展開ではアプリの導入がマストとなり、そのアプリでの購入個数により申し込めるコースが変わります。ちなみに任天堂switchは15個のコラボ商品で抽選申し込みが可能。
アプリ利用者、利用率が高まることで、セブンイレブン自体を生活者におけるコンビニエンスストアの選択肢第一位に持ってくることができます。
なので今回のコラボ施策自体が、単なる任天堂switchのコラボ施策だけにとどまらず、アプリ利用促進までつなげられているのはさすがです。
また、単なるキャンペーン展開、景品展開に留まらず、コラボメニューまで作って弁当売場、スイーツ、アイス、飲料、パンと店舗全体でこの施策を連動させているのもすごいですよね。
スプラトゥーン3の発売自体は来週ですが、すでにTwitterのタイムラインには多くのスプラトゥーン関連のTweetがされており、その中にはセブンイレブンでのコラボ施策の投稿も見られます。
実は私もゲームやスプラトゥーンには全く詳しくはないのですが、この記事を書いている通りかなり気になってしまっております。店頭での訴求がゲームに興味のない生活者にも波及していることがわかります。
まだ始まったばかりのスプラトゥーン3コラボ展開ですが、今後のソフトの発売も含めてさらに話題となりそうですね。
今回は『今日の売場』について書いてみましたが(写真等やや多め)、今後も引き続き我々デジタル・ソーシャルメディアマーケターが知っておくべき売場情報をお伝えしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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