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国際サービス顧問/コンサルタント・石川譲|自分史(筆・ライター正木伸城)

【プロフィール】石川譲・いしかわゆずる 1981年日本(東京)生まれ、ニュージーランド在住。大学卒業後にアフィリエイト事業を立ち上げ、その後広告代理店グローバルキューブを設立。現在は美容矯正マッサージサロンKesae Total Balanceを自身の事業として展開しつつ、マーケティング担当としてOfficial Partner of Tai Tokerau Honey(マヌカハニーの販売事業など)でも活動中(現在はニュージーランド支社長)、日本では47都道府県への代理店展開を担う。その他、多数のプロジェクトに顧問契約やコンサルタントとして関わっている。

こんにちは、石川譲です。このページでは、簡単ながら自己紹介をさせていただきます。ご高覧たまわれたら幸いです。

いま私は、大きく2種類の仕事を手掛けています。一つは、自身の事業。もう一つは、顧問・コンサル契約での事業経営サポートです。詳細の一部は上記プロフィールにも書きました。例えば、マヌカハニー(=マヌカから採れる蜂蜜)の日本代理店展開。こちらは今年(2021年)に入ってすでに47都道府県中「16」にまで進みました。躍進的な成果も出ています。

私のビジネス感覚のルーツでもあるアフィリエイトからしてそうですが、私は一度その仕事の成功方程式のようなものをつかみさえすれば、そこからの経営伸長や事業のスケールを確実にお約束できます。否、お約束できるかたちで依頼をお受けすることを、私は自身のモットーにしています。

お客さまに価値提供したいこと


ビジネスにおいて私が常に心がけているのは、「石橋を叩いて渡る」ビジネスをさらに突き進めた「石橋を確実に壊れないようにして渡る」スタイルです。そうする理由には、もちろん、自身の実績がより信用の足るものになるからという要素もあります。加えて、もう一つの理由として、私自身がもっとも大切にしている「全員のWin-Winがほぼ確定してから依頼をお受けする」という顧客ファーストの信念があげられます。

関わってくださるステークホルダーを誰も置き去りにしないよう配慮する。これが私の考えです。そのために私は、徹底的にビジネスモデルやデータを精査・調査し、数字的に裏づけられた「Win-Winの確証」が得られるよう努めています。具体的には、経営環境や労務環境がしっかりモデル化できるという見通しが立って、かつ売上が見込めて、事業の再現性も確保できた時にのみ、私はお客さまと共に動くようにしています。この態度は、言ってみれば「勝負に勝つこと」よりも「勝負に負けないこと」を優先するスタイルとも言えるでしょう。本スタイルが、みなの幸せや豊かさに結びつくと私は感じてきました。

ありがたいことに、私の社会的信用は、ニュージーランドでも日本でも着実に積み上がっています。手掛けてきた数々の事業がそれを物語っているかもしれません。コンサルティング実績は、ニュージーランド第1位のオンライン印刷会社から、リフォーム会社、ソフトウェア会社、マッサージサロン、また個人においても農家や心理カウンセラー、ピアノ講師など、多岐にわたります。直近でも、パン屋・B’s Kitchen顧問の任を受けました。

アフィリエイトで稼げるようになるまで


そんな私ですが、大学卒業直後は留学カウンセラーの仕事をしていました。日本で不登校になった高校生の中には、事情があって高校卒業資格を日本で取れなくなった人がいます。しかし、彼・彼女らは資格を取りたいと思っている。その相談に乗る仕事をしていたのです。私自身、ニュージーランドに留学経験があり、同国の魅力に惹かれて移住までした経緯もあって、留学事情にはそれなりに精通していたので、職務的には留学カウンセラーは合っていたと思います。ですが――その一方で、関わる高校生たちはいわゆる“訳あり”な人が多かった。それこそ、「夜中に喧嘩を起こしてしまった」などの理由で呼び出され、対応するということが多々ありました。いま振り返ってみると、そんな高校生たちと乾坤一擲のやりとりをした経験は、お客さまと真剣に向き合う現在の私のビジネススタイルに活かされています。ですが、当時はそんなことには思いもよらず、ただただ必死でした。

そのような時節にあって始めたのが、アフィリエイトです。2009年のことでした。お恥ずかしながら、その時は「アフィリエイト(=インターネットを利用した広告プログラムの一種。 ECサイトやオンラインショップで販売されている商品をウェブサイトに掲載すると、そこから発生した売り上げの一部が還元される)」という言葉すら知らないレベルでしたが、とにかく「ことは勉強」と決め、必死に学びました。サイト運用のこと、検索最適化やSEOのこと、コンテンツマーケティングのこと――。

とはいえ、簡単に儲けられるはずはありません。しばらくは、鳴かず飛ばずという状況が続きました。最終的にはアフィリエイトは月収100万円を超える収入源になりましたが、成功は無数の失敗と試行錯誤の上に成り立っています。私は、アフィリエイトに役立つブログのコンテンツを大量生産しつつ、当時のGoogleなどのプラットフォームアルゴリズムに最適化できるよう、テスト作業を繰り返しました。また、すでにアフィリエイトでうまくいっている人のコンテンツ研究もさまざまに行い、SEO的な対策も徹底しました。これが軌道に乗って、月5,000円、8万円、20万円と指数関数的に成果が伸び始めたのは、アフィリエイト開始から1年半が経ってからのことです。

事業のスケールの仕方を学ぶ


しかしそのうち、自身のブログやサイト運用が自身の手だけでは回らなくなります。そこで行い始めたのが「外注」です。自身のアフィリエイトメソッドを切り分けてシェアしつつ、外注で雇った人に運用を部分的に任せるようになったのです。これが奏功し、売上もさらに伸びました。この時に作成した外注のためのメソッド集が、のちにノウハウの商材化、そして「稼げる人のアフィリエイトマニュアル」に結実します。

2011年には、ブログアフィリエイトの教材を作成。販売を開始しました。また、教材購入者向けの個別コンサルティングもスタートし、この時は初週売上だけで、ありがたくも600万円を超えました。

じつは、はじめはノウハウの教材を動画にして無料で見られるようにしていました。当時としては先進的だったと思います。そこから、個人でコンサルを受けたいという人に対して、固定費用での、現在でいうサブスクリプションモデルのような仕方でサービス提供を派生的に開始しました。ただし、サブスクはしつつも、無料でのノウハウシェアにはこだわり続けました。良いものがあるなら、できれば安くシェアしたい。もちろん、それによって業界的な安請け合いを推進させてしまえば問題でしょう。しかし、私の中には「留学カウンセラーとして、“訳あり”高校生たちと関わってきた経験」が念頭にありました。ほとんどボランティアに近い、かつての献身的な経験から、私はほんとうの意味で「人の手助けになった手応え」を感じていたのです。それと同じように、ボランティア的な無料コンテンツの散布も、最終的には最高の人助けになるかもしれない。その考えが、シェアエコノミー的な発想につながったのです。

マーケティング事業へ進出


その後、私は、アフィリエイト活用から個別コンサルティングの商品化までのストーリーをメルマガで発信し始め、急速に事業を拡大するとともに信用も勝ち得ていきました。

と同時に、2010年ごろから続けてきたのが、マーケティングの学びです。発端は、アフィリエイトを続けながら痛感した、Googleなどのプラットフォームアルゴリズムの変化・高度化です。これらに対応したいと思い、マーケの世界に足を踏み入れました。どんな仕事もそうですが、無策・無軌道では生き残っていけません。私が実践していたアフィリエイトの手法も、いつ陳腐化するかわかりません。その「未来は不可知である」という感覚が、私を学びに駆動せずにはおきませんでした。

私はそこから、アフィリエイトとは切り離れた、マーケティングオンリーの案件も獲得するようになります。2013年ごろのことです。マーケターとしては相当に後発でしたが、持ち前の学習量でノウハウを補い、2014年には中小企業へのマーケティングコンサルティングをスタートしました。当時から肌感として感じていましたが、業界によっては極端にマーケ思考(志向)の弱いジャンルがあります。そんなブルーオーシャンに目をつけて、戦略的に実績を重ねていきました。行っていたことは、たとえばGoogle広告やヤフー広告の運用、商品のプロモーションなどです。これがたいへんに喜ばれた。バジェットも大きくなりました。

顧問契約多数の現在


大事なのは結果です。数字です。マーケティングでいえば、例えばクリック率やコンバージョン率も大切です。が、売上に直結するものにかなう数字はありません。私は、売上で結果を出してきました。

そうなると自然的に、コンサルで入っていた企業さんから「これもやってください」「あれもやってください」という依頼がくるようになります。この流れの先に、現在の多数の顧問契約があります。私は常々言っています。

「素材さえきちんといただければ、結果は出せます」と。

私のビジネス哲学

本文冒頭で私は、「私がお客さまに価値提供したいこと」について書きました。これには、じつはケースバイケースなところもあります。それを最後にお伝えします。


どのような価値提供をしたいか。私は、人によってそれを見極めています。例えば、いま顧問で関わっている美容矯正サービスの場合、ビジネスとして展開する際には、関係者の方々に「やりがいは求めないでください」と断わってスタートするようにしています。なぜなら、基本的に私ができるのは、労務環境を整えたり、それこそ「週にこれだけ働けば給料はこれくらいで」ということを約束することくらいだからです。やりがいは約束できません。やりがいは主観的なものです。人によって、やりがいの内容は変わる。やりがいを感じる箇所は、時間によっても変わってきたりする。数値化も難しい。ですので、やりがいといった気持ちの部分は負わないようにしています。

私のポリシーは、あくまで「約束できることしか約束しない」です。もちろん、やりがいを求めることを否定するわけではありません。個々人の事情を無視するなんてことは、私も絶対にしません。むしろ、社内で面談をする時などは、ご家族の状況を聞いたり、仕事について家族に納得してもらっているかといったサポート状況を聞いたりもします。それが、結果として従業員のやりがいに結びつくことがあるかもしれません。それは承知しています。その上で、ですが、私は「数字でお約束できること」をもって、案件をお受けするかどうかを決めています。これが、私にとってのプロフェッショナルです。数字は、ハッキリしています。そのハッキリしたところで、私は仕事上のお約束がしたい。そこに「やりがい」という価値が結果としてついてくれば、最高です。


本文末尾は、少し固い話になりましたね。もし興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、私にお声かけください。お仕事をご一緒できたら幸いです。

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