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Instagram・Twitterのフォロワーをグッと増やす方法をその道のプロが伝授!

この記事の元となる音源「Morning House」は、音声SNSアプリClubhouseで毎朝6:50から配信しています。1週間で1人の人生が「劇的」に変わる、新感覚のライフチェンジング番組です。
https://www.clubhouse.com/club/morning-house

各界のプロにも参画していただきながら、一人の人の生き方を変える番組「Morning House」。今週のライフチェンジャー・旅するおむすび屋の香菜(かな)さんの挑戦は3日目に突入した。きょうはInstagram・Twitterのプロにお力添えをいただき、フォロワーを増やす方法、インフルエンサーになる手法を伝授してもらった。香菜さんの発信力を高めるメソッドは、読者のみなさんにも応用できると思う。ご一読していただけたら嬉しい(香菜さんの詳細を知った方が本記事が活きると思うので、余力がある方はコチラをご参照ください)。

インフルエンサー育成のプロがインスタの課題を解析

最初に、香菜さんのブランディングに活用できるキーワードを確認しよう。彼女的には「五感で味わう」と「満たされる、おむすび時間」が腹落ちしたそうだ。確かに、いい響きだな~。

また、今回のプロデュース企画で定めた、彼女のSNSを使う目的が「あたかもお寿司のように、高いお金を払ってでも食べたいと思えるコンテンツとして、おむすびの価値を高める」であることも確認しておきたい。この目的に合うかたちで、まずはインフルエンサー育成を事業としている那須一基さんにInstagramへの手を入れていただいた。

那須さんいわく、Instagramのフォロワーを伸ばすには、いくつかの柱があるという。その中でもきょう話題の軸となった「①きてくれた人に好まれやすい投稿を特定する」「②ハッシュタグに工夫をこらす」「③いいね数以外のインサイトを深堀る」について見ていく。

①きてくれた人に好まれやすい投稿を特定する

①は、「自分がしたい投稿」と「きてくれた人が見たい投稿」の乖離をいかになくしていくかが焦点になる。特に香菜さんの場合、香菜さん自身とおむすびの2つを露出していきたいので、その関係性にも着目する必要がある。見るべきは「なぜユーザーのみなさんは私のことをフォローしてくれているんだろう」という問いにフォーカスすることだ。

那須さんは早速、香菜さんのインスタを見に来ている方々のインサイトを読み解き始めた(※Instagramの場合、一定のフォロワー数以上になれば、自身のインサイトを自分で見られるようになります)。

ユーザーは香菜さんのアカに何を求めているの?

「顕著なのは香菜さんご自身が写っている投稿か、そうでないかでユーザーさんのリアクションが違うなという点です」と那須さんは語る。

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「香菜さんが写っていない投稿に関しては『いいね数』も少ないです。リアクション全体が少ない傾向にある。反対に香菜さんが写っていればコメント欄も盛り上がっています。これは、香菜さんご自身に関心のある方が香菜さんのアカウントにたくさんいらっしゃっている可能性が高いからです。おむすびに対する関心は現状、弱めということが言えると思います。実際、僕の見立てでは、香菜さんを追いかけているのは男性8割、女性2割といったところです」

インスタのホーム画面、行と列はどう活かすの?

では、香菜さんを通じておむすびの魅力を伝えていくにはどうしたらいいのだろうか。まず基本的な投稿の仕方を那須さんが紹介する。以下の画像を見てほしい。縦に3列、横に「行」がならぶのがインスタのホーム画面だが……。

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行ってほしいのは、列ごとに投稿を統一するということである。上の画像では、3列めにおむすびの画像、2列めに旅先で出会った人との画像、1列めに自分の画像が投稿されている。統一感をだす意味で、これは、大事な手法だ。また、香菜さんは各「行」ごとで「一つの旅」の投稿を完結させているらしい。おむすびをむすびつつ、全国を回っている、その旅一つずつを行に分けて投稿しているのだ。それを踏まえたうえで那須さんからアドバイスがでた。

おむすびと香菜さんをどう関連づければいいの?

「まず、おむすびの列は真ん中、2列めにしましょう(おむすびが真ん中の列にサーッと並べれば、おむすびと香菜さんの親和性が高まって見えるようになる)。で、自分自身の画像と旅先の人と写っている画像は1列めか3列めにする。加えていえば『行』は一つの旅で完結する必要はないと思います。各列を整えつつも、一つの旅で2行にわたったり、3行にわたっても全然いい。おそらく、未使用の写真ってありますよね。それを使わない手はありません。あと気になったのですが、旅の投稿でなくても、別の話題で、『自分』『おむすび』『何か』という日常的なことを投稿する『行』があってもいいと思うんですよね。いま香菜さんは投稿頻度が低いので、それを高めたいんです」

日常的な投稿については、たとえば「行きつけのお店でおむすびを食べた」みないなことでも良いだろう。香菜さんのフォロワーは、彼女の"普段着"に胸を打たれるはずだ。ポイントは、香菜さんのキャラが伝わるような投稿をすることである。癒しがあるな、笑顔が素敵だな、かわいいところがまた発見できたな、ちょっと天然!?(笑)と感じさせるetc..なら、なお良い。

投稿頻度はどれくらいがいいの?

しかし確かに、香菜さんの投稿回数は、週あたりで見てもそう多くはない。そこで彼女が質問をする。「どれくらいの頻度で投稿するのがいいのでしょうか」。那須さんはこう返答した。

「香菜さんであれば、1日1回がベストですね。でも、無理のない範囲で。無理であれば、2日に1回、3日に1回になってもいいです。もっとも大切なのは、『投稿しなきゃ』みたいに追われることなく、楽しく投稿することですから」

その上で彼は、写真の撮り方についても言及した。「できれば旅先のみなさんと写っている画像でも、香菜さんが真ん中にいるようにするとか、香菜さんが目立つようにした方がいいです。フォロワーさんは香菜さんご自身に興味を抱いているので、そこは前面に出したほうがいい」

総じて、「香菜さんのファンをどうやっておむすびのファンにもなってもらうか」が鍵のようだ。那須さんはこう断言する。「香菜さんのアカウントを何から最初に変えようかと思ったら、まず僕は投稿頻度を変えます」

②ハッシュタグに工夫をこらす

続いて、ハッシュタグについてだ。香菜さんは、大きく分けて3つの種類のタグをつけていると那須さんは言う。一つは「香菜さんオリジナルのキーワード」、二つめは「おむすび関連のキーワード」、三つめは「旅のキーワード」である。しかし彼女は、もったいないことに「#私のトリップベーススタイル」「#日本全国おむすび巡り」といったオリジナルキーワードでタグをよくつけていた。これだけでは検索ボリュームが出ない。検索して訪れる人が少なくなってしまう。那須さんは語る。

「特に香菜さんは、オリジナルのタグをつけることが多いですけど、それって香菜さんに興味がある人にしか検索されないので、いわゆる『顕在層』にしか見てもらえるチャンスが広まらないんです。もし『潜在層』にリーチしたいのであれば、より検索ボリュームのある言葉を選んでタグづけするのがいいと思います」

キーワードに関しては、可能なかぎりいろいろなものを試すのがGOODらしい。自身やおむすびのことだけでなく、関連性がなさそうな言葉もちりばめて、検索ボリュームが多いものから少ないものまで、うまく混ぜて検証していけば、フォロワーが増えやすいタグが見えてくる。

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③いいね数以外のインサイトを深堀る

さて、今度はインサイトについてである。どのハッシュタグからの流入が多いかをしっかり見ていくのはもちろん、きてくれたユーザーの中でも、「コメントはくれるのにフォローはしてくれない人」などの見わけも必要になってくる。そのためにも、さまざまなタグをつけて、効果的なタグを検証することが必須だ。また、「いいね!」を押してくれる人と「フォロー」してくれる人は別だと考えた方がいいという点も那須さんは指摘する。ともすると私たちは、「いいね数」を気にしてしまいがちだ。だが、それがインサイトのすべてではない。数値を追う上で特に大事なのは、投稿に「いいね」をする人の数だけでなく、コメントなり何なりのリアクションをしてくれるエンゲージメントだということは、Instagramを伸ばす教科書にもよく載っている話である。

加えて、投稿する時間帯も重要だ。一般的には、8~12時、20~22時などがホットな時間帯ともいわれるが、那須さんは「最終的には自分のユーザーさんがどんな時間帯にアカウントにきてくれているかを解析して、流入してきやすいタイミングで投稿をするのがいい」と語る。

Twitterの専門家がアカウントについて検証

次に、本日ご登場の「あや」さんが、香菜さんのTwitterアカウントに手を入れていく。まず気にしたいのがプロフへの導線である。大抵のユーザーは以下のような経路でプロフに流入し、最終的にフォローに至る。

自分のタイムラインにツイートが流れてくるのを閲覧
 →アイコンをタップ
 →プロフィールを閲覧
 →固定ツイートを閲覧
 →直近のツイートを閲覧
 →いいなと思ったらフォロー

大切なのは一貫性を持たせること。たとえばプロフとツイートの内容がちぐはぐだと、"よくわからない"アカウントと見做されてしまう。アイコンもできれば目を引くもの、しかも他のSNSのアイコンとも統一した方がいい(香菜さんといえばこの顔と認知されることが大事)。ツイートはそんなに真剣に読まれないことが多いので、プロフまで見てもらえるようツイは工夫しつつ、流入してきた人をプロフでガチっとつかむのが上策だ。その上で、あやさんは言う。

「相手に『どう伝えるか』と同時に、相手に『どう伝わるか』を意識する方がいいと思います。答えはお客さまが持っています」

プロフィールの構成ってどうすればいいの?

プロフの構成については、「あくまで一例です」と言葉を添えつつ、あやさんは以下のように案を提示してくれた。

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これは初心者向けの構成らしい。①私ってこういう人だよ、というコピーを冒頭に置いて、②今している職業、③過去→現在→未来にわたる自身の人生物語を端的に書き、続けて④私の強み、⑤特技、⑥伝えたいこと、⑦私をフォローするとこんなことがあるよ~といったことを凝縮してプロフ欄にまとめるのだ。これは、まとめ力を要するかもしれない。

さらに、あやさんは「位置情報の欄」に言及する。

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香菜さんはここを「東京都」としているが、彼女は全国を旅しているので、どこか特定の地域でなく、何かのメッセージを位置情報の欄にいれていくのが望ましいのでは、とあやさんは言う。位置情報は、場所だけでなく、ふつうのテキストも入力できるのだ。そこを使わない手はない。以下は前回のライフチェンジャー・石橋京士弁護士のBefore-Afterだが、参考までに載せておく。

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このような感じで、直下のリンクに誘導するような文を位置情報欄に入れられたら、導線として位置情報が活きるのだ。

どんなツイートをすればいいの?

さて、ではどんなツイートをすればいいのだろうか。あやさんは前提として、「誰に何を伝えて、どうなってほしいのか」を鮮明にするのが大事だと述べる。独白的なツイートが、時にいい拡散のされ方をするのも事実だ。しかし、基本的には、読んでくれる人の心に響くツイートの方が、人から人へと拡散されやすい。読者のニーズを意識しながら投稿するのが是なのだ。特に「自分の等身大の思い」をつぶやくのがポイントだとあやさんはつけ加える。

そして、「1ツイート1メッセージでつぶやいていこう」とも、あやさんは提案した。

Twitterには140文字という文字数制限がある。その中にどういった要素を盛り込むべきか。彼女いわく、香菜さんの場合であれば、たとえば「おいしい」をいろいろな言い回しでツイートするのがお勧めだという。「お米がよろこんでます!」とか「じゅわーっとします!」等々。現在の香菜さんの投稿には、確かにそういった表現が比較的少ない。また、1ツイートで発信する文章が短めなことも気になる点だそうだ。できれば、140文字いっぱいに書いた方が、Twitterのアルゴリズム的にも良い効果をもたらす。これが、あやさんの見解である。

ちなみに、あやさんは基本構成として以下のような投稿形式をとっている。

おわかりいただけるだろうか。まず、1行目に「目を引く一言」をいれる。その上で改行し、思いのたけをギュッと凝縮させて残りの文章を添えるのだ。1行目のフレーズがキャッチ―であれば、ユーザーが続きを読んでくれやすくなる。むやみやたらと改行を使わないことも重要で、あやさんは最初の行以外は、きっちり文字を詰めて書くようにしているという。この、「徹底している風」、とにかくすげぇの感想に尽きる。

ツイートで言葉遊びをし、韻を踏む

また、あやさんは見本をも示してくれた。以前、あやさんはTwitterのスペースの企画で、以下のツイートの添削を行ったそうだ。

ここに手がくわわるとこうなる。

冒頭の10代、20代、30代の所感のところで、さっそくリズムを統一させているのがわかる。「段々と刻々と」もリズムをより強固にしている。「頼んでないのに」は韻を踏んだ箇所だ。また、「今、会いにいきます」や「瞳を閉じ」のように、ある世代の人に「あ、あの映画の話か」と響くようなフレーズをちりばめてもいる。こうすることで、少ない文字数ながらも読み手を没入させることができる。

これを踏まえた上で、あやさんは、香菜さんのツイート例も書いてくれた。

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こちら、まず韻が踏まれているのがわかると思う。リズムも小気味がいい。また、上のツイート案では、「6文字」とあえて数字を入れることで、文章の文字列に多様さをだしている。「いただきます」や「食べることが生きる喜び」といった、香菜さんが大切にしている言葉ももらさず挿入済みだ。下のツイート案はストーリー仕立てになっており、過去→現在→未来と話を展開することで、これまた読者に想像を促す体裁になっている。

Twitterのアルゴリズムを理解するのが大切?

Instagramと同じくTwitterも投稿するタイミングが大切だ。また、画像つきの投稿は最近、伸びにくい傾向にあるらしいので、1日3回ツイートするなら、そのうち1回にとどめるのが得策だという。しかもInstagramと同じように、投稿の真ん中、つまり「その日の2回目の投稿で画像つきツイートをしたらいいかもですね」というのが、あやさんの見立てである。

確かに、たとえば、昼食の時間帯のちょっと前くらいに2回目の投稿をおむすび画像つきで行ったら、いいね数も伸びそうだ。

意外に使われていない「モーメント」とは?

あまり知られていないTwitterの機能に「モーメント」がある。「モーメント」とは、いわゆる「まとめ」的な使い方ができる機能だ。「まとめ」のインデックスはいくらでも作ることが可能である。たとえば、徳島県に行ったら徳島県の旅のツイートを集めてまとめておく。で、その「各県まとめモーメント」がそろってきたら、別のモーメントとして47都道府県でまとめたものをつくるのだ。こうすると、興味のあるセグメントでツイートを読者が一気読みすることもできるようになる。あるいは、香菜さんが拒食症になってから今に至るまでのストーリーをまとめたモーメントを用意したり、この「Morning House」の劇的ライフチェンジに関するツイートをしてくれた方々のツイートを集めて、ファンの声が収集されたモーメントをつくることもできる。

投稿を持続するには、どうしたらいいの?

だが、Instagram、1日1回投稿、Twitter、1日3回投稿、となるとなかなか難しいと感じる読者もいるかもしれない。香菜さん自身もそう感じたようだ。那須さんとあやさんの共通項は、まず「楽しむ」ことだった。楽しくやらなければ、投稿は継続できない。遊ぶように、あるいは、友だちとLINEでふざけた話をするように、気楽に投稿をしていくのが大事だ。

香菜さんには、「つぶやき始めても、ネタがすぐ尽きて続かないのでは」という思いがどこかあるらしい。しかし、同じネタであっても、さまざまな表現の仕方がある。それを探りつつ、ネタへのスポットライトの当て方を変えて投稿すれば、ツイート内容のバリエーションはいくらでも幅を効かせられるようになる。

このように、きょうは盛りだくさんの内容となった。香菜さんは「どこから手をつけていいかわからない(笑)」というが、どうか気軽に、気楽に、やれそうだなと思うところから手をつけてほしい。香菜さんは笑顔が素敵だ。その笑顔がツイートからもにじみ出るような投稿は、必ずできるようになる。「こんなツイートをしたら、おもしろいかな」とクスクスしつつ、つぶやいていってほしい。これからの展開が楽しみだ。

▼香菜さんのGOOD EAT CLUB▼

▼那須さんの会社・株式会社プロテア▼

▼新生Morning Houseとは▼


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