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女着物を男着物にする方法シェアします。追記してます。

中古で手に入る男着物が紺か茶ばかりなので、色柄豊富な女着物を着るメンズが、この界隈には多少いらっしゃいまして、僕もその一人です。

詳しくは下記noteに書いてます。


で、僕の所持する着物は9割くらいが女物で、サイズがそれなりに合っていればそのまま着ちゃうタイプなので「女着物を男着物にする方法」を質問されたんですが、知らないのでTwitterに投げてみました。

この記事は基本的にいただいたリプライを貼っていくだけです。アドバイスをくれた皆さんがお詳しいので、初心者の方には、ちょっとわかんない用語とかあると思うんですが、興味のある方や僕みたいに不器用着物メンズの参考になれば幸いです。

初心者さんはまず最初に、男女着物の違いをざっくり知っておきましょう。

女着物と男着物の大きな違い5点

「長さの違い」 女物は長めに作ってるけど男物は身長に合わせて作ってる。「対丈(ついたけ)で着る」とか言う。

2「袖の違い」 袖が女物は開いてて(振り)男物は閉じてる。

3「脇の違い」 脇下が女物は開いてて(身八つ口)男物は閉じてる。

4「衿の違い」 女物は二つ折りにする「広衿」と、折って縫ってある「バチ衿」の2種類。男は縫ってある「棒衿」のみ。

5「首周りの違い」 女物は衿を後ろに下げて着る(衣紋を抜く)作りだけど男物は首に沿わせる作り。


女物は自由度が高く男物はオーダーメイド的

男物は自分の身体に合わせて行く感じなんだけど、どこまでやるかはそれぞれご自由に、です。

僕は和洋MIXが多いので合わせる洋服によって崩したりとか、いずれ誰かに譲りたいしなぁとか、女着物の利点もあるのでそのまま着てます。機会があればその辺りもいずれ…それではご紹介して行きます。


和裁士さんに仕立て直してもらう

気にいった女物をベースにサイズ的に足りない部分は好きな反物を足して作る。反物選びに死ぬほど悩みそうだけど。

生地を足す必要がある場合、もうひとつ1000円程度の中古着物を買って生地として使うというのもアリとのこと。(着物屋さんによっては受けてくれないので要確認)

自力で行ける方もいるでしょうが、素人には難しいかなーと思います。


幅が足りぬなら背中に生地を足す

「柄と長さは良いけど幅がなぁ…」ってことが良くあって諦めてきたけど良いかも。真ん中にどんなの入れるか死ぬほど悩みそうだけど。


おおまかな所は解いてミシンで直す

「女物ってバレたくない」っていう方が一定数居て、男物女物の一番わかりやすいのが脇と袖部分なので、追加質問してみましたが、まあ直すよね。って感じでした。


袖と脇だけ閉じる

個人的には「女物隠し」レベルだったら一番現実的かな。と思うのはこれです。僕は裏返すっていう発想もないほど素人なので「なるほど!」と膝を打ちました。


ボンドで裾上げ、長さだけ合わせてそのまま着る

男物にするって感じではないですが一番簡単。ボンドって所に男らしさも感じます。

ボンド上げのツイートを見てリプが来たので追加しました。裾から上げると柄や模様によっては良いところが削れてしまう問題もありますね。

丈が長い場合、僕はおはしょって着るんだけど、男帯は女性と違って細いし、締める位置も女性より低いからあんまり頑丈じゃないので、裾上げや縫い付けてしまった方が、動き回るなら安心です。


追記:一級和裁士さんのプロの仕立て替え解説

Twitterでフォローさせていただいている 「はたるさん」@va_hataru さんが実例を元に超詳しくブログ記事にされていらっしゃいましたのでご紹介します。
はたるさんブログへ→ 【女袷長着を男袷長着へ仕立て替え】
まったく真似できないですが、ほぼ完璧にやり方や違いは理解できます。ありがたや。


20200911追記:一級和裁士宮西さんのツイート

図入りでわかりやすかったので追記しました。

センスが問われますが「この柄は一生付き合うぜ!」的なベタ惚れなものは、プロにお願いするのも、不器用さんにとっては結果コスパ良い可能性高いですね笑

以上、アドバイス&引用させていただいた皆様ありがとうございました。


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