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死のうと思い、舌を3センチぐらい根元から切りました(C)


高いところから飛び降りる


それしかないと決断するが、土地勘がないので、

バンクーバーで1番高いタワーに登った。


お金を払って登った。


強化ガラスを硬いもので割り、飛び降りようと。

そんな事ふつうに考えればできるわけないのにぶっ壊れている脳が指令を出し、

タワーに登った。

混んではいなかったが、適度にお客さんもいた。

何かやらかせば大騒ぎになる。


タワー全体をガラスが取り囲んでいるが割るものもなければ、割ろうとしても割れそうなガラスは存在しなかった。

高層の建物に使用するガラスがどれほどの強度があるか、割ることができないような資材、環境を整えて、そのタワーは建築されている。

その判断はガラスを見る前から当然わかっていたが、神からの司令は、タワーに登って目的を果たせと司令を出し続けていた。


しかし、やはりタワーの上で自殺を遂行する手段がない。


困り果てていたが逃げられない。


自分が作り描いた神の司令という地獄から逃げるのは不可能だ。


常に自分と一緒にいる。


そして本来の自分よりマウンティングは上だ。

どうしようもない状況、目的を果たせず、他の方法も見つからず、自分が自分に追い込まれ、過呼吸のように座り込み、倒れ込んだ。

様子を察した人が対処してくれたのか、人が取り囲み救急隊が来た。

よく覚えてないが、目を開けられなかった。


どうして良いかわからないから恥ずかしかったのかもしれない。

死ぬ方法が見つからない。

やらないと降りられない。

泣くこともできず、抱えられエレベーターを降りる。


救急車に運ばれた。


意識はずっとあったが、神の司令に逆らった自分は、その何者かに向かって示しがつかないから目を開けて起きている状態になれなかった。

逃げられないことはわかったいたが、使い物にならない自分を作れば、少しお許しが出るかもしれないと。


少しだけその地獄から逃げたかった。


オレがやれたことは、お金を払ってタワーに登り、作り出した地獄に追い込まれ、景色を楽しまないで過呼吸気味になり、倒れ運ばれた。

目を閉じていたのか、目を開けて周りを見渡した時は病院の廊下だった。

周りに誰もいない。


外に出た。


この一件で後から多額の費用を請求されることになるが、空港で入っていた掛け捨ての7〜8000円の保険でカバーできた。(その後、それ以上にお金のかかる事になる。)


ヘルズキッチンSTART


さまよった時間に訪れた場所、

出会って助けてもらったローカルの人、

バーの経営者、

日本ではあまりお目にかかれないものの数々を売る人、

街に唯一あったリーガル、

イリーガルがソーソーなコーヒーショップ、

コーヒーショップで取り扱う趣向品の周辺グッズを販売するショップ、

タトゥースタジオのオーナー・スタッフ、、、


非現実仮想世界と混ざり合った外国の文化は、ARのようだった。


かみさんに電話連絡をし、状況を伝えたがまともに説明できるはずもなく、最初のホテルをあとにした。

ホテルのフロントの女の子は大変そうなオレを気遣ってくれていたが、言葉でうまく説明できない自分と、説明できても、到底理解できない世界が自分の目の前にあるから、コミュニケーションは取れたという記憶はない。


何かいけないものを取って別世界にいるんだと勘違いしていたに違いない。



精神の崩壊の旅の本格的なスタートだ。



<TOP写真>2014年7月・沖縄県石垣市・家族旅行にて。


苦しんでいる人に向けて多くのメッセージを届けたい。とりあえず、これから人前で話す活動をしていきます。今後の活動を見守ってください(^^)