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「ウェイクワード」という名の壁

Amazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーを購入する人が、私の周りにも増えてきました。中には2台持ちしているひとも。

以前の職場ではオフィスの入口にAkerunというスマートロックを導入していて、それが大変便利だったので、こういうふうにIoT家電が馴染んでくると、音声で「鍵を開けて」とか、「電気をつけて」とか、自宅でもやってみたくなるものです。

結局、いくつかのスマートスピーカーを検討した結果、自宅用にAmazon Echo(Plus)を(招待待ちを経て)購入しました。その際の判断基準として、意外と重視したのが各デバイスの「ウェイクワード」です。

「OK, Google」
「Hey, Siri」

私はこれが無理で、スマートフォンの音声アシスタントは全く使ってきませんでした。ずっとiPhoneユーザですが、Siriの登場以来、常にoffです。理由は、この記事の通りです。

「OK、Google」恥ずかしい AIスピーカーの課題 (ITmedia NEWS) - Yahoo!ニュース

音声アシスタントを使わない理由を聞いてみると、「突然Hey、Siriなんて言うのはおかしい」「OK、Googleという言葉が恥ずかしい」など、ウェイクワード自体が日本人になじんでいないという指摘は少なくない。「ねぇ、Google」といった話し言葉に近いものもあるが、「モノに話しかけている感」が残る。

まさにこれです。「Ok グーグル」なんて、なんで自分の家で企業名を連呼しないとならないのかと。

機能やマーケットシェアを鑑みると、HomeかEchoかの二択になると思うのですが、この点でHomeが消え去りました。ただ、Echoの「アレクサ!」も、モノに話しかけている感が凄まじいわけです。

我が家では、子どもを叱る時でもなければ家族間でも「呼び捨て」はほぼしないので、ある日、外からやってきたお方に、呼び捨てで気楽に日々の生活のお願いするのは、かなり不自然で馴染みません。

そこで、「アレクサ!」ではなく「あれくさん!」と呼んでみると、バッチリ認識。または、「アレックさん!」(やや早口)でも大丈夫でした。

アレックさんて誰やねん、という感じですが、これでかなり私も気軽に使えるようになりました。「おっかさん」みたいでちょっといいです。

ちなみに、Echoはウェイクワードを変更可能ですが、アレクサ以外の選択肢は、Echo(エコー)、Amazon(アマゾン)、Computer(コンピューター)です。さん付けするのならやはり「Alexa」以外にないですね。セキュリティ的にもウェイクワードは、将来、自由に変更できるようになるといいですね。

#IoT #スマートスピーカー #情報家電

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