TFC六本木、閉店。金網リングの中に見た儚き夢と希望。



昨日リリースがありました通り、2021年3月31日付けで、弊社運営のP.P.P.TOKYOとコラボイベントを開催しておりました「TFC六本木」様が閉店する運びとなりました。

まずはじめに、関係各位の選手•スタッフの皆様、お客様方には多大なるご迷惑をお掛けしましたこと、ここにお詫び申し上げます。

TFC六本木様とは昨年末よりPPPとのコラボイベントをスタートしていただきまして、毎週金曜日&土曜日、欠かすことなく六本木のど真ん中で新感覚の金網リングでのファイトを展開しておりました。

緊急事態宣言の中でも、エンタメの灯を消さないようにと、お客様の人数に関わらず継続してイベントを開催していただき、
選手にとっても試合をする場所としての価値、お客様にとっても「今観に行けるプロレス&格闘技バー」という価値を多分に提供していただきました。



今回、閉店及びイベント開催中止に至った経緯を、弊社の立場から説明させて頂きます。

私のもとには、3月31日のお昼前にその連絡は突然にやってきました。

TFCを運営している親会社のスタッフの方より、「事業規模縮小に伴い、急遽ではありますが本日付でグループ数店舗を閉店と致します。」という内容でした。

急転直下、まさに晴天の霹靂でした。

夕刻まで別件の業務に追われていた関係で、緊急会議に向かったのは午後3時過ぎでした。

六本木店に着いた時には、既に店内の荷物の搬出が始まっており、その光景にはやや愕然としました。
しかしながら、当の六本木店のスタッフの皆様も自分と同じタイミングで事の知らせを受け、ショックを隠しきれないまま作業に勤しんでいたという事を付け加えさせて頂きます。

「コロナ禍による事業規模縮小」という理由以上に、深く突き詰めることが難しい今回の閉店ではありますが、

悲観的になる以前に、まずはTFCグループ様に対して最大限の感謝の意を表したいというのが本音です。

昨年末産声を上げたTFC六本木。
そこにオープンからジョインさせていただき、また私個人、弊社としては企画運営のプロデュースを全面的に請け負わせていただく事になりました。

イベント業やプロレス•格闘技のプロモートに秀でてる会社や団体は多分にあります。

その中で、まだ実績も乏しいPPPを選んでいただいた事に、最大限の感謝の意を表したいです。

同時に、世間に対しての「バズ」や、数字としての恩返しが出来なかった事については、ただただ自分の実力不足を痛感しております。

昨年末のスタート時には、完全に新しいエンタメとしての光明が見えました。

そこからブラッシュアップをして、新時代のエンターテイメントクラブバーとしての立ち位置、世界を創り出す気概に溢れていました。

同時に選手にとっても常に闘える場所があるという価値を提供出来たらという気持ちも強く持つようになりました。

しかしながら、悲しいかな、オープンしてすぐに世間は緊急事態宣言に…。

イベント中止はやむないと誰もが思う中、
TFCグループ様は、「とにかく続けましょう」と背中を押してくださいました。

今だから正直に言うと、1月はお客様ゼロの日もありました。
それでも、続ける事に意味がある。この状況が明ければ爆発すると信じて、事業を継続してくださりました。

その誠意と熱意に応えるべく、自分も一所懸命この事業に携わってきました。

現場のスタッフさんたちとも密にコミュニケーションを取り、少しでも良い環境作りと、プロモーション活動にも力を入れるべくチームプレイで動いてきました。

そして宣言明けにお客様の客足も伸び、売上も上がってきた中での今回の閉店の知らせ。

ただただ悔しく…

それ以上の言葉がなかなか見つかりません。

ここで一つ伝えたい事があります。

それは、親会社からの緊急司令があったにも関わらず、現場のスタッフの方々は最後の最後まで今週のイベントを決行しようと尽力して下さった事です。

現場のスタッフの皆様はいつも選手たちの闘いを間近で見てくださりました。
初めて観るプロレス•格闘技に衝撃を覚えていました。

そこから段々と選手やスタッフとの距離も近くなり、プロレス•格闘技へのリスペクトと、お客様へのホスピタリティの気持ちを強く持つようになってくださりました。

そんな熱い気持ちと誠意を持って、最後まで選手にとって闘える場所とお客様にとっての観戦を楽しめる場所を守ってくれようとしました。

その気持ちに思わず、自分の無力さを痛感すると共に涙が溢れました。

PPPという弱小のプロレスプロモーションにとって、この数ヶ月間のTFC六本木様とのコラボイベントはかけがえのない財産であり、
唯一無二のチャンスと経験でした。

いつか我々がもっと大きくなった時は、自前でこのようなエンターテイメントクラブバーを持てるようになりたい!

そう強く思わせてくれた時間でもありました。

長くなりましたが、改めてTFCグループ様への感謝と、これまで支えていただいたお客様方、選手•スタッフの皆様に感謝の意を表します。

つきましては
今週末

■2021年4月2日(金)19時30分〜
■2021年4月3日(土)19時30分〜
※遅れての参加も問題なく可能です。

六本木アジアンキッチンTFC
港区六本木3-11-6 一階

にて、これまで関係していただいた全ての皆様(選手•スタッフ•お客様方)向けに、完全無料で謝恩会を開催させて頂きます。

どうかご参加の程よろしくお願い申し上げます。



最後に。
Show must go on.

どんな状況下でも我々は走り続けます。
皆さんの人生もまた明日から続きます。
TFC六本木での金網イベントを経て、PPPはさらに進化して、真の“令和のバブル”を創り出していきます。

6月22日(火)新木場公演
9月14日(火)新宿FACE公演

我々は歩みを止めません。

どうかこれからのPPPにご期待ください!!!


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