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009 NVCポリスになる

【曲】Habit 【歌】SEKAI NO OWARI


009 NVCポリスになる

NVCを学び、日がたつにつれ、だんだんと私の中に「正しいNVC」が出来上がっていきました。
もちろん、今もあります。

すると、どうなるか?

人のやることにケチをつけ始めるのです。

・この人が言うNVCは、ここが正しい/間違ってる。
・この考え方はとてもすごい/アリエナイ
・この人のワークショップは素晴らしい/そうじゃない
・これは純粋なNVCだ/ではない・・・などなど

創始者であるマーシャル・ローゼンバーグ博士が「評価」「正しい/間違い」から「ニーズ」にシフトすることを語っているにもかかわらず、私の中では常に「評価」が動くのです。

この評価は、自分がNVCを伝える時にも同じように働きます。
自分自身につい、こう言ってしまうのです。
「お前のワークショップを受けるのは不幸だ」
「お前の伝えるNVCは理論に偏りすぎている」
「ほんっとに下手くそだな」

この声が、私のどこから生まれてくるのか。

耳を澄ますと、それぞれの人にとって、最も役に立つ形でNVCを提供したいという願いが聞こえてくる。

それが、あんまりにも大きな願いなのと、「そんなことは無理だ」という諦めがあって、「高度に暗号化された形」の批判として意識されるのだと気づく。

学びの道は、長い長い旅路だと思う。
3年前に私が思っていた事と、今思っていることは異なる。
おそらく、3年後にこの記事を読み返すとき、とても懐かしく、愚かな自分を見つけるのだろう。

NVCを分かち合う時、その人(私)は、その人(私)にとって最善と思える方法で取り組んでいる。

人を信頼する、私を信頼する。
その練習を続けていくのだ。

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