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048 マネーパイルでドキドキする


048 マネーパイルでドキドキする

福岡へ講師をお招きし、講座を開催したあとで、マネーパイルにチャレンジしたことがあります。


【マネーパイルとは】
受講料などの集めた金を、現金そのままテーブルに置きます。
最初に会場代や交通費などの実費を差し引いて、建て替えてくれた人に渡します。
そのあとで、集まった関係者でお金を話し合いながら、分け合っていく方法です。

講師と、関係者が私とAさん、Bさん、全員で4人います。
テーブルの上には、ざっくり5万円ほどでしょうか。

最初に会場代と資料代の実費1万円を差し引きます。

残りの4万円をめぐって、「蛇に睨まれた蛙」状態に突入するのです。

私はこれまで、「貢献した人が、貢献した度合いに応じて報酬を受け取る」ということしか経験したことがありません。

既に、私の頭の中で、貢献の度合いをジャッジし始めます。
私はAさんとBさんよりも働いた・・・けれど、一番貢献したのは講師だから・・・2番目に多く受け取るべき。

講師からは、「海外の場合、受講者が電気代が足りないから貰う、みたいなことも起きるんですよ」と、参考例のシェアもありました。

やがて、Aさんから、「私はほとんど何もしてないから受け取れない」との言葉が・・・

えええええ!
逆マネーパイル!!

いやいやいやいや、それしたら、マネーパイルが成り立たないじゃん。
もうちょっと主張してよ!

その後も話し合いは低調で、お互い遠慮しあうのです。
日本人の遠慮の美でしょうか?

最終的に、講師の方が、全体の話を踏まえて、落ち着きどころの配分・・・

とはいえ、講師の受け取り分を少なく、関係者への配分を増やしたように思えました。

この体験は、何度思い出しても居心地が悪いのです。

ただ、だれがどれだけ貢献したか・・・という評価を離れ、必要な資源を、必要な人に振り分けることができるとしたら?
そして、自分が必要な時に必ず資源が提供されるということを信じられる世界があったら?

今の社会で生きていくうえで、「お金」は付いて回ります。
沢山持っている人もいれば、必要な額に全く足りない人もいます。

必要な資源全てを、人間も動物も植物も、生きとし生けるものが、全員でパイルできたら、それはどんな世界で、どんなことが起きるんだろうか?

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