![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125323871/rectangle_large_type_2_05e5abb295c524f069989b183549d5a7.png?width=800)
Photo by
icecreamspoon
詩|光と闇
光が溶けている。
目が覚めて一番最初に目に入った天井を見て、そう思った。
真白な天井と黄色い陽光がまじり合って、きらきら輝いている。
ごく普通のアパートの一室とは思えない美しさだった。
あまりの光景に時間を忘れ、ずっと天井を見つめていた。
時間すらも溶けてしまっていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1703262048447-C6eYM9eXYe.jpg?width=800)
闇が溶けている。
注文していた遮光カーテンを付け終えた感想がそれだ。
一片の光もない。
部屋中全ての色が闇に溶かされてしまったかのようだ。
そういえば有名な作家が遮光カーテンを「ガンダルフに見える」と称していたっけ。
右も左も分からないのは、ガンダルフに包まれているからか。
![](https://assets.st-note.com/img/1703262089278-33fRQKxzMe.jpg?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?