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詩|彩る朝

足がぶつかるくらい小さくて白い
二人用のダイニングテーブルに
焼きたてのパンが入った籐のバスケットが置かれて
すぐに珈琲の香ばしいにおいがこちらまで漂ってくる

わたしはベッドで片目を開けて
きみがコーヒーサーバーを揺らす様子をこっそり眺めていた

狭い部屋だ
たぶん狸寝入りはばれている
けれどそのくすぐったさも含めて
わたしたちが帰る場所だ

これからは何度でも
こんな朝を迎えられるね


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