おぶらあと【R12】

若いころからしばしば、ふ、と、極めて危ない気配が濃密にただようのですが、これもちょいとコツがあり、なんだろう、こう私の中身(のようなもの)を現実寄りに引っ張る、たぐり寄せる、おびき寄せることによって、私はだいぶ上手くみんな仲良し正気の世界、にソフトランディングできるのです。「あー同じ逃げならこっちの水が少しだけ甘いですよー」「ほら狂ってみても少しも楽じゃないですよー」みたいな、口だけコンサルの惹句を、インナーマイセルフでいけしゃあしゃあとまくし立てるわけだ。特に3年半ほど前、この MG (身体の方の disorder) が顕現してからは、脱力とか呼吸不全とかの minor flow にフォーカスした瞬間、精神側の minor flow もつられて過活動膀胱になるから、より大きな枠？ みたいなものを仮設するわけですよ。カランカラン!! おめでとーございまーす!!  あー、あなたいま、生きるという無二の経験をダイナミックにエンジョイされてるんですねー!! 然のキラートークをかます。詭弁はスッカラカーな自信が全てです。賢しさなど、下らない。

その時々で、そっち側をあっち側にしておくアクティビティがある。駄文を遮二無二書くこともそうだし、読書？ 読経とか写経に近い没我本読み、これもわりと有効だし、目的地を定めずドライブに出るのも、ベタながら悪くない。身体の交わいですか、それも時には、特に若い折には極めてありがたいありがたい、でした。だいぶ長いこと、それ系の薬物の世話にもなりましたが、何しろ断薬の苦しみがこう、なんだろう、地味ーに快楽に変換できないタイプの苦しみなもので、それだけでもちょっともういいや、と思う。そもそもいまは病状的に禁忌印になっちゃってるし。

なによりですな、これは間違いないのですけど、寝てる間は発狂しないのです。夢そのものが狂気を represent してくれます。あわよくば24時間寝てたいです。ふしぎと悪夢ってのを、ほとんど見ないたちなんで。一生寝てたい。深層でこう願う人生とは、幸せなのかぶっぶーなのか、あんまりよく分からない。ねこちゃん寄りで、まあ分相応だとは感じるです。