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しりん
2021年1月14日 21:31
詩は――むろんぼくにも何一つ分かっちゃいないのだが――「言」を「土」のしたに「一寸(ちょっと)」置いて――つまりは埋めて 葬って 腐敗させ分解のままに任せ――そしてそこに堪(た)え残った、そのような言葉だ、といったある先達を、このような時代だからこそ、ぼくは頓(とみ)に思うのだ。――目黒寛人「アガサ・クリスティの虚無」かれはいくぶん韜晦しつつも含蓄ありげにそう語る。にもかかわらず、「詩」とは