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【検証】本当に水だけでカップ麺が食べられるのか

概要

20191012現在,大型で非常に強い台風19号が日本全国で猛威を振るっており,各地で河川の氾濫や停電などの被害があり,各地のスーパーで食料品がなくなるなどの影響が出ています.

今回はそんな災害時に物置にひとつはありそうなカップラーメンに注目し,自然災害時に毎回話題になる「水でカップラーメン食べられるらしいぞ問題」を検証してみました.


実験内容

目的:常温の水でカップヌードルの麺がほぐれるのか

仮説:60分で食べられるようにはなるだろうけどまずいだろう

時間:60分

内容:15分ごとに目視で確認する.また,箸でつまみその様子を観察し,その様子を写真で撮影する.

対象:マルちゃんきつねうどん(5min)・マルちゃん麺づくり塩(4min)

結果

以下に写真と文章で15分毎の観察結果を記す.

----------   スタート   ----------

カップラーメンに付属していたかやく・粉末スープ・液体スープをとりだし,液体スープ(麺づくりに付属)以外を容器に投入した.水は規定量投入し,ストップウオッチをスタート.

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----------   15分経過   ----------

右(マルちゃんうどん)
→お揚げが柔らかくなってきた
→麺は表面のみほぐれてきたけどまだ持ち上げれるほどではない
左(マルちゃん麺づくり)
→麺は表面ほぐれてもいないめっちゃ固い

画像2

----------   30分経過   ----------

右(マルちゃんうどん)
→お揚げがふっくら膨らんでもう食べれそう
→麺がほぐれてきてこんな感じでもうお箸で持てるようになってきた
左(マルちゃん麺づくり)
→こちらも麺が浮いてきてほぐれてきたが,うどんよりは固い

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----------   45分経過   ----------

右(マルちゃんうどん)
→お揚げは完全に完成している.もはや膨らみすぎな気もするくらい膨張
→麺はほとんど食べられるレベルにほぐれていて柔らかい食感になった
左(マルちゃん麺づくり)
→麺がほぐれてきたがまだ固まってる部分がある

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----------   60分経過   ----------

右(マルちゃんうどん)
→お揚げは順調に膨らんでおり変化なし
→うどんの麺は完全に分離し食感も柔らかくなる
左(マルちゃん麺づくり)
→麺がほぐれ,少し固めかもしれないが箸で持てるようになった

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----------   完成後,実食   ----------


右(マルちゃんうどん)
→麺はかなりほぐれ、食感もお湯を入れた時と変わらず食べられた.しかし,お揚げはちょっと固めでジュシー感はない.
左(マルちゃん麺づくり)
麺は9割型ほぐれ,食感も変わらず喉越しが良い感じ.かやくもしっかり戻っていた.しかし,油がとけきらずスープはいまいちだった.

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まとめ

① 60分を経過すると,麺はほとんどほぐれ問題なく食べられるようになる

② ただし,おあげや液体スープ(油入り)などは温度の関係でうまくなじまず,美味しくはないので備蓄するならうどん系が良い

③ 決して美味しくはないがお腹を満たすことはできるので,生きるための食料としてカップラーメンを備蓄することは有効である

備考

カップラーメンだけではなく袋麺でも同じように水を使用して食料にすることができるらしいのでぜひ試してみてください.

それではみなさん.くれぐれもむやみに外出はせず,気象庁などが発表する警報などに細心の注意を払い安全にお過ごしください.

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