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【投資って?】初心者こそ読んでほしい投資の基礎情報

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昨今、重要性が叫ばれている投資。
テレビやネットでも、投資の話題は連日あげられています。

しかし、そもそも投資とは何でしょうか?
この記事では、投資に関する基礎知識をまとめてみました。

投資とはなにか?

投資とは、将来的に利益が出ると見込んでお金を出すことです。
誰でも、働かずして自分の資産を増やしたいですよね。

投資について相談している画像

投資は貯蓄と比較されます。

投資
・お金を増やすこと
・株式や投資信託
貯蓄
・お金を貯めること
・銀行やタンス貯金

お金を預けるという点では、2つは同じです。
投資はお金以外にもありますが(不動産投資など)、投資と言ったらだいたいは、お金(金融)の方を指していると考えてください。

投資のメリット

投資のメリットはなんでしょうか?
実はお金を増やす以外にも、メリットがあるのです。

資産を増やせる

上記で、投資は資産を増やすことができると説明しました。

投資をする上で重要な複利という概念があります。

これは、金利によって得た収益に、さらに金利がかけられるということ。
つまり、時間が経つにつれて、投資したお金が効率的に増えていくんです。

複利について説明している画像

例えば投資信託に100万円を出したとします。

投資信託はお金を運用するプロで、たくさんの人から預かったお金で、利益が出るように投資をします。
みんなのお金をプールして、それでまた投資をするということですね。

それで年利が5%でした。
1年後には100万円は105万円になります。

ここで、お金を引き出してしまえば、105万円です。
しかし、2年後には105万円の5%が加算されて、110万2,500円。
10年後は162万8,895円。
20年後は265万3,298円。

複利計算の画像

20年後には、出したお金の2.6倍になりました。

複利だと、効率的に資産を増やすことができるのです。

資産を多角的に運用できる

日本は安定した国家です。
明日突然、円が使えなくなる可能性は、ほぼありません。

しかし、他の国はどうでしょうか?

・銀行がいきなり倒産したら…
・政府から財産を没収されたら…
・戦争で家が破壊されたら…

なんの前触れもなく、財産が無くなる可能性があるのです。

戦争により財産が無くなっている画像

もし、自分の全財産を現金として持っていて、家のタンスに隠しているとします。
ですが、泥棒に入られたら、その時点で一文無しになってしまいます。

これに複数のモノに投資していたらどうでしょうか?

・多少の現金が盗まれても、株があるし…
・銀行が倒産しても、広大な土地は持っているし…
・災害で家が壊れたけど、海外に資産があるし…

こんな風に、なにかで損失が出ても、他のモノでカバーすることができます。

金融リテラシーがあがる

投資に欠かせないのが金融リテラシーです。

株価が上がるか下がるか。
世界情勢や経済の状態によって、価格は日々変動します。

金融知識があれば、身の回りの現象にも説明がつきます。

「なんで野菜が高くなったんだろう?」
「なんで年金は払わなくちゃいけないんだろう?」

未成年の子どもがいる家庭であれば、少額でFXを始めてみてはいかがでしょうか?

チャートを見ている女性の画像

半年から一年間のスパンを前提に、どちらに動くのか実際にトレードするのです。

結果次第で、来年のお年玉の額が変わるゲームプランにすれば、積極的に金融知識を勉強してくれるかもしれません。

数万円で子どもが金融知識をつけてくれるならば、安いものだと思います(これもまた投資ですね)。

投資のデメリット

メリットがあればデメリットもあります。
投資のデメリットにはなにがあるでしょうか。

元本割れするリスクがある

元本割れとは、投資の結果、相場が下落してしまい、投資した金額より損をすることです。

投資に失敗している男性の画像

例えば100万円でA株を買ったが、不祥事が発覚して株価が下落。
50万円になった時点で売却した場合、50万円の損失。
これが元本割れです。

投資に絶対はありません
出した金額よりも、下回った金額で戻ってくる場合もあります。

投資の世界では以下の図式が成り立ちます。

ハイリスク=ハイリターン
ローリスク=ローリターン

年利が高い投資は、ハイリスクです。
下落すると、その分大きく下がります。
反対に年利が低いモノは、安全性が高く、多少の不況でも小さな利益を出し続けます。

投資はまさにバランス感覚が重要です。

勝機はあるのか、どれくらいのリスクがあるのか、そのリスクは許容できるのか…。

投資をする際は、さまざまな角度から、慎重に投資対象を選びましょう

詐欺にあう可能性

初心者が投資を始めるにあたって、一番気を付けなくてはいけないのは、詐欺会社を避けるということです。

投資信託など、誰かに資金を運用してもらうタイプの投資は、詐欺が多いです。

透視詐欺をしている男性の画像

こんな勧誘をしてくる人は要注意!
絶対に買ってはいけません!

「上場確実ですので、必ず儲かります! 元本も保証します!」
「△△社の株(社債など)を買ってくれたら、あとで高く買い取ります。」
「郵便や宅配便等で現金を送付してください。」

金融庁「詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!」https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/attention.html
(2023年1月31日)

投資をする際は、必要最低限の金融知識をつけ、信頼できる企業に相談したうえで決定しましょう。

特に投資信託はシステム上、元本割れのリスクが低い投資です。
不動産など他の投資と比較しても、少ない資金から始められます。
だからこそ、詐欺が多いのでしょう。

繰り返しますが、上記の勧誘を受けても、絶対に買ってはいけません!
詐欺会社には気を付けましょう。

投資で大切なこと

実際に投資をするにあたって、大切なことがあります。

「資産を増やしたい!」
という単純な理由ではなく、より具体的な理由を持って、投資をしましょう。

投資目的を明確にする

まずは、なんのために投資をするのか明確にしましょう
投資を始める動機は、いくつかあります。

・老後の不安を失くしたい
・今ある資産をもっと増やしたい
・子どもの学費を作りたい

理由は十人十色ですよね。
資産家の投資と、平均的な庶民の投資はまったく違います。

悩んでいるおばあさんの画像

上記の例だとしたら、以下の投資をおすすめします。

・老後の不安をなくしたい→iDeCo
・今ある資産をもっと増やしたい→株式、不動産、ヘッジファンド
・子どもの学費を作りたい→積立NISA

なんのためにお金を投資するのか。
どれくらい利益を見込むのか。

しっかりとしたプランを立てたうえで、投資を始めましょう

分散投資をする

投資の世界で有名な格言があります。
それが、「1つのカゴに卵を盛るな」です。

1つのカゴに大量の卵が入っている画像

カゴは投資対象、卵は資金を意味します。

もし、カゴを落としてしまったら、中の卵は全滅です。
しかし、複数のカゴに分割して入れていたら、落としても被害は少ないでしょう。

つまり、対象を1つに絞って大量のお金を投資すると、失敗した場合に膨大な損をしてしまうということ

それを防ぐために、投資先は複数にしましょう。

分散投資では、以下の3つが重要です。

資産の分散…異なる商品を購入する
地域の分散…複数の国の商品を購入する
時間の分散…資金を複数回に分けて投資する

積立NISAなどの投資信託では、ポートフォリオを作ります。

ポートフォリオとは、複数の金融商品の組み合わせのことです。
一部分が下がっても、他の部分でカバーをすることができるので、全体的な損失を避けることができるのです。

自分に合った投資スタイルを選ぶ

自分に見合った投資は、いろいろな条件があります。

例えば、不動産業に従事していれば、不動産投資に明るいはずです。
証券会社に勤めていれば、株式や債券に強いはずです。

「なにもわからない…」
という人は、投資信託がおすすめです。
専門家に相談して、

  • どれくらいのリスクを許容できるか?

  • 投資額はどれくらい出せるか?

  • どれくらいの期間でどれくらいのリターンを望むか?

を決めましょう。

男性が相談窓口で説明を受けている画像

投資先の選び方

投資の知識が少ない段階では、安全な証券会社を選ぶのが大切です。
そのために重視したいのは、以下の3つの要素を満たす会社です。

  • 運用実績

  • 業界での信頼性

  • 財務状況の安定性

    この条件に当てはまる代表的な証券会社を、3つ並べました。

SBI証券
マネックス証券
松井証券

もし投資信託に興味がある方は、参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしょうか?

日本経済が低迷するにしたがって、投資の重要性が叫ばれています。

未経験の方でも、今からでも遅くはありません。

豊かな将来を作るために、可能な範囲のお金で、投資を始めてみましょう!






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