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ツボのない種目で、うまくやってみたい

筋トレと勉強は似ている。
「これを頑張れば、結果が出る」
先人の知恵でツボというか、力を入れるべきポイントが明らかになっている。トップアスリートや世界でも初めての研究に臨むのでない限り、我慢して頑張ればある程度まで自分を高めることができる。

そういうルールのもとで、自分は今まで自信をつけてきた。

でも小説を書くことはそれらと全然違う。
いくら計画を立てて、時間を作り、体調を整えて、机の上に座ったとしても、全く進まないことの方がほとんどだ。
向いていないのだろう。
ぼんやりとは分かっていたけれど、見てみぬふりをしていた。

昨日、ある小説を読んだ。途中まで読み進めて改めて作者の経歴を見る。その本が大学在学中に出版されたということを知って無駄に落ち込んだりした。しかも作者は自分よりもかなり年下だった。

自分はツボのないもの、感覚的なもので成功したことがない気がする。
論理的で、苦痛を伴っても規則正しくやれば結果が出るものしか成功させたことがない。そういう自分をつまらないと思って、変えたくて書いているのだ。

自分を変えることがそんなに簡単なはずはないのだから焦らずいこう。そう思う一方で、やはり自分より若い人が小説を完成させて世に出しているのとかを知ると、とモヤモヤする気持ちが大きいのも確かだ。悔しがるほど頑張れているかということは置いておいても。

完成させることもままならない自分が嫌になる。
最近、朝起きた時に一番に考えることがそれだ。

こんな子供みたいな気持ちで甘ちゃんな感じで、だらだら諦めきれず続けているのが一番かっこ悪いのかもしれない。でもやめられない間は、辛くても続けるしかないのだし。誰にも迷惑はかけてない。開きなおって、書いていくしかないだろう。

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