「分かるよ」の魔力(増やしていこう。「分かるよ」の総量)
嫌なことがある。それを誰かに話す。理解してくれて「分かるよ」と一言言ってもらうだけで随分と救われるのは何故だろう。
一人でイライラしていた時にはあれほど手放し難かった怒りがすっと軽くなっていることを発見する。まるで要領のいい解毒のように、あっという間に心と体が楽になる。
自分の立場になって同意してくれる人がいるって頼もしいし、相当なストレス解消になる。
「多様性」と最近よく言われるけれど、自分なりに言い換えれば「分かるよ」を増やしていくことなのかもしれない。
孤独なその人にしか理解できない苦しみがあると、それは「分かるよ」と言ってもらえず解毒の機会をとらえるのは極めて困難になる。
だから、色んな人が色んなことに感情移入出来ると世界の「分かるよ」の総量を増やすことができる。
そういう意味でも色んな人と話したり、作品に触れたりすることで自分が感情移入できる先を増やしていきたい。
自分がイラついている属性の人たちにもそれはそれで苦しみなんかがあったりするのかもしれないし。
増やしていこう。「分かるよ」の総量。
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