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開幕

明日からプロ野球が開幕する。

スポーツが贅沢だなと思うのは、その人の時間が一瞬に凝縮されているからだと思う。

子供の頃から野球を始めて、ずっとプロを目指してきた。
入団からも好不調の波がありながら、ずっとバットを振り続けてきた。あるいはマウンドからボールを投げてきた。

そうやって迎えた明日の試合。いろんな障壁を乗り越えてそこに立つ。
月並みな言い方だけど、それだけですごいことだ。

特に最近の状況だと、開幕1軍を有力視されていた選手がコロナ陽性や濃厚接触者で明日スタートを切れないという例もたくさんある。

そう思ってみると、プロ野球関係者が必死で場を作り、監督コーチの指導があり、家族やファンの支えがあり、その一瞬のだめにマウンドに立ったり、打席に立つ。

社会人になってから、当たり前の社会がいろんな人の苦労で支えられていると言うことを知った。
また去年始めたボートの取材でも、当たり前のように優勝したかに見えるクルーが実は悩んでいたりと裏側を知った。

そういう乗り越えてきた、積み上げてきた時間の濃度が魅力に繋がるのかもしれない。

長年一つのチームを応援していると、選手個人個人をずっと知っていて、その人に愛着がある。
だからこそ時間の濃度がさらに高まり興奮して試合を見守るのだと思う。

自分に置き換えてみると、いつかそういう凝縮された時間の中身を伝えられるような記事を書きたいと思った。プロ野球のようにボートのシーズンの開幕を心待ちにする人をもっと増やしたい。

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