マガジンのカバー画像

Drive!! 【4章】(ボート X 小説)

59
大学のボート部を舞台にした小説です。(第4章#67〜125)
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

Drive!! #74 ボート X 小説

バウサイドが大きく負けている。不必要に水しぶきを上げ、水を捉えていなくて、ほとんど空振り…

まさき
2年前
6

Drive!! #73 ボート X 小説

男子エイト予選第1組のレースがスタートした。このレースのトップが大会3日目の準決勝へ、それ…

まさき
2年前

Drive!! #72 ボート X 小説

このままレースに臨んでいいはずがない。 帝東のCOXの山岸は焦っていた。何かみんなに声をかけ…

まさき
2年前
1

Drive!! #71 ボート X 小説

帝東大学COXの山岸はエイトの上で静かにラダーを切っていた。 今から最後のインカレに臨むとい…

まさき
2年前

Drive!! #70 ボート X 小説

熱戦が繰り広げられている水上とは対照的に、9人の周囲だけ異様に静かだった。 もすうぐイン…

まさき
2年前
3

Drive!! #69 ボート X 小説

練習が終わり、艇やオールの片付けも終了した。円陣を組むと主将の翔太が話を始め、メンバーは…

まさき
3年前

Drive!! #68 ボート X 小説

インカレ前日の練習。杉本は手応えを感じていた。 今までで、一番艇が伸びていた気がする。そしてそれはみんな感じているだろう。まだそれについては話していないが、みんながそう感じていることは分かる。間違いない。今日の漕ぎは最高だった。 数ヶ月前まで、ボートをやめようと思っていた自分が、いつの間にかボートの虜になっていると思った。 今日だって、試合の前日だからといって軽めの練習で終わったが名残惜しい。 "もっとこのメンバーで、エイトの上にいたかった" と思ったとき、明日からの試合

Drive!! #67 ボート X 小説

インカレ前日の最後の練習。2番に座る杉本は、練習とは全然違うことを考えていた。決して集中…

まさき
3年前
4