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Drive!! 【5章】(ボート X 小説)

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大学のボート部を舞台にした小説です。(第5章#126〜)
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2021年11月の記事一覧

Drive!! #134 ボート X 小説

母には食事でもしながらと言われたが、正直食欲はそんなになかった。共有のスペースにいくのも…

まさき
3年前
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Drive!! #133 ボート X 小説

最寄りから実家への道のりは苦い思い出の染みた風景だった。あんまり上手く行ってなかった頃に…

まさき
3年前
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Drive!! #132 ボート X 小説

「雄大も主将らしいこと言うじゃん」 辰巳が冷やかしてきた。勝つためにやっているのに、"練習…

まさき
3年前
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Drive!! #131 ボート X 小説

ボートを続けることで得られるものってなんだろう。 それを上手く言い表せれば、それを岡本の…

まさき
3年前

Drive!! #130 ボート X 小説

「雄大さん、どうしましょう。父親が艇庫に乗り込んでやめさせるとか言ってて」 そんなこと俺…

まさき
3年前
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Drive!! #129 ボート X 小説

「雄大さん、すいません。俺、部活辞めるかもしれません」 岡本の突然の相談に、俺は狼狽して…

まさき
3年前
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Drive!! #128 ボート X 小説

「もうそろそろ上がりなよー、杉本。ミーティング間に合わないんじゃない?」 自転車で伴走してくれていた川田さんに声をかけられて、俺はしぶしぶ陸に上がった。 今日もダメダメだった。俺がエルゴ値の伸びで積み上げた自信は溶けてしまった。なくなってしまった。折れてしまった。 二回生3人のタイムは一番遅いのが俺、トップは岡本だった。 井上は表情ゼロで淡々とシングルを拭いていた。井上、お前はもうちょっと嬉しそうにしろ。俺に勝っても当たり前にたいな顔しやがって。 いつも通りの井上の横で

Drive!! #127 ボート X 小説

前から漕いでくる井上の背中がどんどん大きくなってくる。 俺は手を目一杯開いて、できるだけ…

まさき
3年前
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Drive!! #126 ボート X 小説

2000mエルゴが終わると俺は反射的に雄叫びが漏れた。 俺から1ストローク遅れて、岡本と井上は…

まさき
3年前