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PENTAX SPFとの出会い①

カメラとの出会いの話ばっかりで恐縮ですが、今回はフィルム一眼レフの話です。

世界的ベストセラーとなったPENTAX SPの改良版として1973年に登場したPENTAX SPF。デジタル一眼レフのように使える開放測光が搭載されていることやフィルムカメラ初心者にも使いやすいということで、Instagramを中心に人気の機種です。

https://one-scene.com/products/221

世界で400万台というベストセラーとなったPENTAX SPは一時世界的に品薄になり、来日したビートルズが日本で買っていったという逸話も残るほどの伝説的カメラです。

丈夫でいて機動力もあり、何よりもTTL露出計をカメラに内蔵した初のモデルという事で人気を博しました。SP発売後も改良が重ねられ、いくつかの派生モデルが誕生し、1973年SP改良版モデルの一つとしてSPFが発売されました。

https://one-scene.com/products/221

上記のサイトから記事を引用させていただきました。
(ありがとうございます)

ということで、1973年に発売されたPENTAX SPF。
出会いは中古カメラ屋のジャンクコーナーだったのですが、その前から機種としてはSPとともに気になっていました。
理由は前回の記事で書いたFUJIFILM X-S10のレンズとして、アダプタを介して使っていた「Super Takumar 55mm F1.8」でした。

SPFの前身だったSPのキットレンズということもあって市場に弾数が出ている、というのがお手頃価格の理由だったそうで、1万円もしないでレンズを買ったのですが、むしろこっちをつけられるフィルムカメラとしてSPかSPFを探していたのでした。

そんな中出会った年明け1月5日、中古カメラ屋のジャンクコーナー。

仙台市青葉区の広瀬通沿いにあるお店。
ここに行くと中古カメラやレンズはもちろん、フィルムや雑貨もたくさんあって、さらにギャラリースペースもあるので楽しいんです。
詳細な紹介は追々…。

で、そこのジャンクコーナーに積まれていた「SPF」、単焦点の望遠レンズ付きで1,600円。
状態はどんなかな、と思い、お店の方に断って底蓋を10円玉で開けてみたら、思ったよりものすごくキレイ。
ファインダーは…なんか黒い横線が入っている。
(モルトの劣化だとあとで分かる)
これはどうなんだろうか、お店の方もジャンク品扱いのものの状態分かるかな…と思いつつ、意を決して聞いてみた。

「これ、使えますかね?」
「なんか使えそうですけどねぇ」

あっさり!

ということで、望遠レンズはいらなかったのでボディだけ購入。
レンズ分引いてもらって1,100円でした。

たとえ使えなくても1,100円だしいいか!っていう思いと、お目当てのカメラが1,100円で買えちゃった!という思いが交錯しながら帰ったのでした。

試し撮りはこちら。


ねこ。


いかにもSuper Takumarっぽい写真


なんかフィルムの巻き上げがうまくいっていない?と思われる写真

何枚か撮ったところでトラブル発生。
ついでに撮った翌日から1週間コロナでダウン。
回復後、1月末にカメラを修理に出す決意をしました。

今日はここまでにします。
次回は第2章「ミラーアップの罠」。

続きはまた後日…。

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