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シャレン活動を通じて見ることができた景色

自分の「この景色が見たい」が一つ実現しました。

それは親子で楽しみながら「生きる力」を身につける防災キャンプ

8月15、16日に富山県総合運動公園のスタジアムで実施された、カターレ富山さん主催の「SDGs×防災キャンプ」にボランティアスタッフとして参加してきました!

このスタジアムキャンプでは、四季防災館での地震や暴風雨などの災害体験、段ボール燻製やビニール調理体験、段ボールベッド体験、NTT西日本さんのドローンや公衆電話を使った防災体験など防災に関する体験が盛り盛り!
その他にも共助の心を学ぶSDGsカードゲーム、サッカー教室などが実施されました。

四季防災館での消化体験
段ボール燻製
(チーズの燻製が激うま!)
段ボールベッド体験
(子どもたちが跳び跳ねても大丈夫なほど頑丈)
災害用伝言ダイヤルを体験


そして、何よりスタジアムにテントを張って泊まれるというのが何とも魅力的な企画!!

がっ、今回は残念ながら雨と気温を考慮して、屋根のあるコンコースでの宿泊となりました。。(自分が雨男なせいか、、汗)

みんなでテント張り
(大きいテントは立てるのが難しい、、)
テント無事張れました!

そんなスタジアムキャンプですが、今回は普通の参加者ではなく、ボランティアスタッフとしてバリバリ肉体労働な二日間を体験(その後数日筋肉痛が痛かったー、、)。
1日目の朝から人工芝の移動(めちゃくちゃ重いのに、雨を含んでさらに重い。。汗)や大量の水や段ボールベッドなどの荷物の搬入・搬出、会場設営、テント張りのお手伝いなどなど、、

カターレマスクと無線を付けてスタッフ気分


今回はこんな肉体労働も気にならないほど、感慨深い想いでした。。

今回はこの想いを忘れぬよう少しだけ経緯と合わせて書かせていただきます。

この企画のきっかけとなるのが2年前に自分が参加したSketch Labが開催する「カタラボ」(※Jリーグが進める社会連携活動『シャレン』の一貫)でした。
この企画では、富山の地域課題をプロサッカーチームである「カターレ富山」を使ってどう解決するか、そんなテーマで民間、学生、行政が立場関係なく話し合われました。
(カタラボの様子 https://youtu.be/jP_407E0-1U

その企画で、私たちのグループは「スタジアムで防災キャンプ」を提案させていただいたんですが、それは、「富山では災害が少ないゆえにいざという時に備えることがあまり意識されていないのではないか」という日頃からの危機感から生まれたものでした(自分自身いざという時に動けるのかわからないという不安感もありました。)。
実際に調べてみると、数字としてもその傾向が見えました。

そして、まだ小さい娘を持つ親として、必ずしも自分が娘のそばにいる時に被災するとは限らない中、娘は自分で考えて行動できるのか、、
そんな思いから子ども自身が自分で考えて行動できる「生きる力」を身に付けられるような場が出来ればと考えていました。

とはいえ、防災は本当に大事なことではあるけれど子どもにとってそんなに楽しいことではなく、なかなか参加する機会も少ないと感じます。

そこで子どもたちが少しでも「楽しそう!参加してみたい!」と思ってもらえるようなシチュエーションや仕掛けが必要だと考え、カターレさんの強みでもある「スタジアム」を活用し、ちょっとした遊びの要素もある体験を通じて子どもも楽しめる防災キャンプを提案しました。
普通にスタジアムでキャンプができるというだけ絶対に楽しそう!!

描いていたスタジアムキャンプのイメージ

そして、この提案の実現に向けて、カターレ富山の池田さん、富山市の未来戦略室(現スマートシティ推進課)の中村さんや同期の塩原くんと一緒にスポンサーや協力いただけるサポーターの方を見つけるべく、いろんな方を訪ね回りました。

しかし、現実はとても厳しく、、
これまでやったことのないものに対してイメージを持ってもらうことができなかったり、この企画にどう関わればいいかわからないと言われたり、話はなかなか軌道に乗りませんでした。

そして、当初予定していたトライアルも断念することになり、夏の本番も「スタジアムで防災キャンプ」が開催されることはありませんでした。
(自分が想いを持って取り組んだことが形になるとワクワクしていましたが、企画を進めるのがこんなに難しいとは。。上手く共感してもらえるように話せない自分も不甲斐なく。)

それから、この話題が出ることはしばらくありませんでした。

といった話から2年が経ち

今回カターレ富山の池田さんからNTT西日本さんが協力してくれることになったという朗報があり、今回の「スタジアムで防災キャンプ」が実現しました!

それはもう嬉しくて、、

自分も何か力になりたいとボランティアスタッフに無理やり入れてもらったという話でした!

今回、ボランティアスタッフとして参加できるよう調整していただいた池田さんには本当に感謝しています。
また、私をスタッフの一員として迎え入れていただいたカターレスタッフの皆さんにも深く感謝申し上げます。

カターレスタッフの皆さんとの一枚

先ほども少しご紹介したように、裏方の力仕事、参加者への細かい気配り、これまで見えなかったスタッフの皆さんの裏側の努力が見え、このような方たちの努力があり、こういった企画、イベントがあると思うと尊敬の念に堪えません。

そして、子どもたちの楽しそうな笑顔、「また参加したい」という言葉が何より嬉しいものでした。
こういった景色がもっと増えていくことを願い、今後も自分ができることを行動していきたいと思います。

(いやぁ、普通にスタジアムでテント張って泊まりたい。)

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