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第21回 #書き出し祭り 第一会場 全感想(まさかミケ猫)

第一会場の全感想です。
追加感想も下記から受け付けています。


書き出し祭りについて

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タイトル一覧

第一会場あらすじ

第一会場作品リンク

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感想について

タイトル・あらすじ感想

 本文未掲載の時点での、タイトル・あらすじのみを読んだ感想です。解釈が間違っていて、本文を読んでから赤っ恥、みたいなことになる可能性もありますが、その場合はどうか「あらあら、未熟な坊やだこと」と含み笑いで受け流してください。
 それと「あらすじなんてない!」という硬派な作者様には、タイトルから妄想したストーリーを脳内で勝手に作って感想を書きますので、あらかじめご了承ください。

本文感想

 本文が掲載されてから感想を書いていきたいと思います。できるだけ読んだまま素直に書いていければなと思ってますが、ハッスルしてたらごめんなさい。好きなんです、書き出し祭りの作品読むの。特に第一会場なんて、作者も作品もめちゃくちゃ気合いが入ってますからね。面構えが違います。

追加感想

他会場の感想

1-01 多分これが一番早いと思います〜妹の安全が第一なので急いで魔王を討伐しました〜

タイトル・あらすじ感想

 ガチで一番早かったですねぇ、1-1ゲットおめでとうございます。タイトルから楽しい作品になりそうだなぁという期待が持てて、実際にあらすじもわちゃわちゃしてる感じが伝わってきてすごく楽しそうです。ルークとアゼリアがRTAで魔王フルボッコにしまくるのかぁ……わー、楽しそう! 本文読めるの楽しみにしてますね。

本文感想

 魔族が可哀想でとても面白かったです。あらすじで提示した期待感を裏切ることなく、ルークはしっかりシスコンで、アゼリアはしっかりブラコンで、魔王は哀れでしたね。わちゃわちゃしている会話が楽しくて、あっという間に読んでしまいました。
 魔王が何度も蘇るたびに、人間は勇者選定を行って討伐に行く――という世界観で、RTAするの楽しいなぁと思って。アゼリアはルークのスピードを超えて魔王討伐に成功するのか。これは私がなかなか思いつかない類の物語だなと思います。面白かったです。

1-02 ドキッ♡ヤクザだらけの異世界転生〜仁義もあるよ〜

タイトル・あらすじ感想

 タイトルだけでフフッてなりました。仁義もあるよ、じゃないんですよ。あらすじもすごく面白そうで期待が持てました。ヤンデレなヤクザ令嬢に巻き込まれる形で、不本意ながら成り上がってくのかぁ。史上最強だもんなぁ。とても愉快な作品になりそうで、楽しみです。

本文感想

 語り口が楽しくて、途中なかなかの情報量だったのに気がついたら最後まで読んでしまってました。面白かった。レシーナは可愛かったですし、クロウは想像してたより変な奴で、この二人を掛け合わせるのは強いなと。レシーナが好意を持つのも納得の展開でしたね。
 このあとはレシーナの世話係をしつつ、まずは組長の治療ですかね。ヤクザの世界で、クラフトゲームの能力を使ってどう活躍していくのか……なんだかんだ、クロウは楽しくやっていくんだろうなと期待が持てました。面白かったです。

1-03 我が弦に囁け、霹靂よ

タイトル・あらすじ感想

 おぉ、これはザ・ハイファンタジーみたいな雰囲気を感じますね。じっくり読み込みたくなる作品になるんじゃないかなと思います。兄を追って少女と出会い、歴史を探求しながら呪いを紐解く――え、既に面白いです。ララ君はどういう奴なのかなぁ。めっちゃ読みたいです。

本文感想

 いいですね。これぞハイファンタジーといった感じで、独自の世界観が煮詰まっていて良かったです。静かな中にクスリと笑える要素というか、お茶のディテールやはちみつの可愛さ、そういった端々の描写が面白かったです。読者とは価値観の違う主人公ですが、そういったあたりも上手く提示されているなと関心しました。
 このあとも、この雰囲気のまま読者を独特の世界に連れていってくれそうな作品だと思っています。面白かったです。

1-04 こひつじちゃんとおおかみくん~またその手を取れる日を夢に見て~

タイトル・あらすじ感想

 純愛ラブコメっぽい感じかなぁ、と思わせてからの、羊かぁ。羊だもんなぁ……この雰囲気で羊になるのかぁ、遥ちゃん。しっとりとした空気の中にクスリと笑える展開が入ってるんだろうなぁと期待してます。そうだよね……羊のままだったら、手を取れないもんね。取れても蹄だもん。悠真くんには強く生きてほしいと思います。

本文感想

 こう来たかぁ。なるほど。実は「羊になる」で想像したパターンの一つではあったんですが、あらすじの雰囲気からさすがにそっちではないかなぁと思っていたんですよね。それを、ここまでド直球に深々と刺しに来るのはすごいなと思いました。
 悠真くんは彼女持ちかぁ。これはまた、荒れそうな要素ですよね。この後は、遥に引きずられるように堕ちていくのか、何かしらの方法で掬い上げるのか、はたまた……なかなか凄惨な作品だったなと思います。どんな結末が待ってるのか気になりますね。

1-05 結婚コンサル鳳凰院鏡花、異世界でも令嬢を結婚させます!

タイトル・あらすじ感想

 あ、面白そう。異世界で現実世界の職業知識をもとに活躍する、というジャンルに結婚コンサルを持ち込むのは良いですね。なんとなく、空気がフワッとしていないというか……異世界恋愛要素に対して、現実的な視点で切り込んでいってくれそうだなぁって。鏡花ちゃんにはバリバリ活躍するウーマンを期待してます。

本文感想

 面白かったです。これは期待していた以上のものを見せてもらったなと。フローレンスさんはもうちょっと若い感じの人を想像していましたが、だいぶ……だいぶ、すごい人でしたね。えー、ここから彼女を結婚させることができるんだろうか……。
 異世界舞台ですが、すごく現実的な視点で描かれていて良かったです。世界が違っても困った人というのはいるもので……さて、ここから鏡花さんがどんな風に巻き返しを図るのか、楽しみになりました。

1-06 魔女に喝采を、咎人に願いを、望まれぬ貴女に永劫を。

タイトル・あらすじ感想

 え……好き。これはねぇ、私絶対好きなやつなんで、超楽しみにしてますね。めちゃくちゃ重苦しい過去を持ったレイチェルが、孤独な千年を過ごした先で、母の魂を持つガンドルフと出会う。現在のやりとりが軽快なほど、過去との対比がくっきりしてハマっちゃうやつだと思います。これは早く読みたい作品ですねぇ。

本文感想

 なるほど、これは好きですね。エルダーが贖罪に来なかったのも、まして国を作って子孫を残したことでさえ、レイチェルの「憎しみ」……生きる意思を保つためなのかなと感じました。想像していくと切ないですね。
 アマンダの魂を持ったガンドルフという存在が、果たしてどういうものなのか。アマンダの意思なのか、エルダーの仕掛けなのか、はたまた。色々と妄想の膨らむ第一話だったと思います。面白かったです。

1-07 ピンク髪の男爵『令息』の俺、なぜか女装して王子を陥落する羽目になったのですが?

タイトル・あらすじ感想

 めっちゃ楽しそうじゃないですか。いいなぁ。正体を隠して振る舞うって展開は私けっこう好きだったりするんですけど、女装させられる主人公もそれに誘惑される第二王子も、可哀想でとても良いです。公爵令嬢も絡めた変則三角関係がしっちゃかめっちゃかになりそうでワクワクしてます。期待して待ちますね。

本文感想

 面白かったです。公爵令嬢が想像より悪どかったですが、主人公が機転で乗り切るのいいですね。そして第一王子がまさかの男装女子かぁ。しっちゃかめっちゃかでとても良きだと思います。
 第一王子は主人公が男だと知った上で入れあげてるんですかね。それと、第二王子は兄が女だと知っているのか……そのあたりの関係も考えていくと、この先も大変なことになりそうでワクワクします。とても面白かったです。

1-08 砂漠のプリンスたち

タイトル・あらすじ感想

 ほほう、現実舞台なのは予想してなかったですね。異世界舞台かなぁと思ってました。しかも中東を舞台にした作品ってあまり見かけない気がしますし、すごいシビアなシチュエーションの中で二世コンビが活躍するのかなぁと期待が持てますね。父親の「置き土産」も気になりますし。本文公開楽しみにしてます。

本文感想

 読ませるヒューマンドラマだったなぁと思います。昇一の父親に対する複雑な思いというのが自然と理解できるようになってますし、朋希との掛け合いもいい感じに皮肉が効いてて良いです。
 それと謎も多いですよね。工学部を見下してた父親が工科大学院を建てるのにも違和感がありますし、タヒルが線香をあげ慣れているのもなんかちょっと気になります。裏がありそうだなぁと想像しつつ……この先が気になる第一話でした。

1-09 ゴランノス・ポンサーの提供

タイトル・あらすじ感想

 前回の書き出し祭りには不動産王の月極万太郎がいましたが、今回はゴランノス・ポンサーが出てきましたね。大好きです。タイトルの形式は「涼宮ハルヒの憂鬱」とか「悪役令嬢の矜持」とかのパターンですが、「ゴランノス・ポンサーの」って言われたら「提供」ですもんね。それはそう。どんな作品になるのか楽しみにしてます。

本文感想

 とにかく最後の一文が言いたかった感じですよね。分かるぅ。とはいえ、そこに至るまでの内容もすごく面白かったです。隕石の調査、そのものも気にはなりますが、その旅を支援するゴランノスに焦点を当てた物語ということで、とても面白そうだなと。
 特に最後、熱気のこもったゴランノスの宣言がいいなと思いました。みんながそれにあてられてテンションを上げていく。物理的な支援だけでなく、そういった熱意みたいなものも提供してくれる話を期待できるかなと思っています。

1-10 博士の『異常』な愛情

タイトル・あらすじ感想

 なるほど、だいぶ謎が散りばめられてる感じですね。なんとなくの想像ですが、主人公の周囲ではカルメル派修道女や博士が暗躍し、妙な事件が色々と起こる――けど、夢なのか現実なのか分からなくて、嘘と真実の入り乱れる怪しいストーリーになるのかなぁと想像してます。しかもそれが「異常な愛情」ってタイトルに帰結するんですよね……わー、読むほどに病みそう! すごく面白そうです。

本文感想

 なるほど、難解ですね。悔しいですが読み取りきれませんでした。とりあえず類推するのですが、カルメル派修道女や爆破事件が本当に存在するのか私は怪しいなと思っています。というのが、事件の規模の割に人々が不気味なほど呑気だなと思って……でも分かんないですね。途中途中に意味深な文章が挟まったりしていますが、何がどこまで本当なのか。
 続きを読んでいくと、これが頭の中でビビッと繋がる時が来るのか。とにかくたくさんの謎をばら撒いていった第一話だったなと思います。

1-11 多腕の獅子と幼女とトネリコの木

タイトル・あらすじ感想

 いいですね。これは、私がだいぶ好きな舞台設定ですよ。西暦が終わるくらい先の未来で、日本を舞台に『ヒト』――あえてこう表現するってことは、現代人の感性だと人の範疇におさまらないような見た目をしてるんですよね、たぶん。メカメカしいのか生々しいのかは分かりませんが……そんな人々が家族(チーム)になると。え、めっちゃ良いじゃないですか。今すぐ読みたいです。楽しみ。

本文感想

 現実世界の延長線上にある未来SFかと思いましたが、想像していたよりファンタジックでしたね。もっとも、魔術や精霊というのがSF技術により生まれたものだったらその限りではないと思いますが……ここまで今の時代からかけ離れていると、どちらであってもそう違いはないかもしれませんね。
 新システム稼動で世界が盛り上がる中、多腕の獅子が幼女を拾い、トネリコの木の精霊とともに、世界崩壊と呼ばれる事件を……起こすのかな、巻き込まれるのかな。この先がどうなっていくのか楽しみですね。

1-12 殉葬妃は蘇る ~今度こそ愛する貴方と生きるために~

タイトル・あらすじ感想

 わぁ……これはすごく面白い作品になるんじゃないでしょうか。主人公の動機は恨みの深い復讐譚に近いものがありますが、巻き戻り要素によって建設的な方向に持っていける構造をしてますよね。常識の違いも世界観にマッチしてますし、だいぶ感情が濃くて面白そうです。ドロドロしたのを期待してますよ。

本文感想

 面白かった……これはすごく良かったですね。アイシャの深い愛情、その描き方が秀逸だったと思います。またそれと対比するように、ダミニの嫉妬深い言葉の数々。その一つ一つに濃い感情が篭っていて素敵でした。いいなぁ。
 この後は、ダミニへのざまぁ……といっても現状では未遂ですし、おそらくダミニの「男」はなかなかの地位がある人で、黒幕かそれに近い人物かなぁと思うんですが。その周りをどうしていくのか気になるところですね。すごく面白かったです。

1-13 亡くした初恋 〜王女が結婚したがらない理由〜

タイトル・あらすじ感想

 キュンですね。これは今回のキュン枠をいただいたと思います。正体を隠して側にいながら、超近距離の遠距離恋愛をしてるみたいな……心の中にあの人がいるのにこの人にも惹かれてしまうけど、読者だけはそれが同一人物だと分かってて、みたいな……ユーたち結婚しちゃいなよってなる感じ。好き。超期待してます。

本文感想

 これは期待していた通りの作品を読ませていただいたなと思っています。アルテミシアちゃんとリゲルくんの距離感が、まだまだ離れていて……これが徐々に近づいていくのかなと思うと、すごくいいですね。アルテミシアちゃんは、今でもレグルス王子を忘れられないんだろうなぁというのが感じ取れて良きです。
 ユーたち結婚しちゃいなよ……たぶん、王は読者と同じ気持ちなんだろうなと思います。王宮の奥でじれじれしてるんじゃないかなぁ。面白かったです。

1-14 繰り上げで家督を継いだ三男坊、実父に疎まれた妖術使い令嬢を娶る

タイトル・あらすじ感想

 ふむ。タイトルとあらすじからして間違いなく私好みの作品ですし、なんならこのコンセプトで私も一作書いちゃいたいです。ギリアムが好青年で、ニルダちゃんが可愛いと嬉しいですね。妄想が色々と広がってとても良きです。本文読むの楽しみだなぁ。

本文感想

 面白かったです。これは良いなぁ。ギリアムくんがサラッと戦闘能力高いのもいいですし、ニルダちゃんがアクティブなのもとても良いですね。二人の出会いがなかなかに劇的なので、この先のことを思うと、とてもワクワクします。
 あらすじからすると、このあともう少し時間を置いてからの再会ですかね。シビアな環境の辺境でも、この二人ならぶっ飛んだ解決方法で乗り越えていきそうだと思います。ぜひ続きを読みたいです。

1-15 Re;TRY!〜どうか、今度こそ殺されませんように!〜

タイトル・あらすじ感想

 これはちょっと予測がつかなくて楽しみですね。元彼に殺されまくる唯ちゃん……ミステリっぽくなるのかなぁとも思いましたが、あらすじの雰囲気からは少し違った印象を受けます。繰り返しと言ってももう後がない上に、誠君も繰り返してる疑惑がありますからね……ホラーかなぁ。いやぁ、どういう方向に転がってくのかすごく楽しみにしてます。どうなるんだろ。

本文感想

 なるほど、そうなるのかぁ。この感じですと、敵が誠だけではなくて、美也子がわりと重要なのかなと思ったんですが……というか、元凶が誠君ではない説までありますよね。うーん。消えてしまった残り一回の生き返り権が、どのように扱われるのかも気になりますし。謎も多くて面白いです。
 今まで見えていなかった人間関係の裏側が明らかになっていくにつれて、過去に死んだ経緯なんかも掘り下げられていくんですかね。楽しみです。

1-16 尻尾が生える

タイトル・あらすじ感想

 シンプルなタイトルですが絶対面白いやつだと思います。このコンセプトがまず面白くて、一つの仮定を置いてそこから生じる社会の混乱を描いていくのってすごくSF的で大好きなんですよね。めっちゃ期待して待ってますね。

本文感想

 あー、面白かったです。これは色々と妄想が膨らみますね……ジャンルとしてはパニックSFになるんでしょうか。本作が良いなと思ったのは「尻尾」以外の部分がすごく現実的に描かれていて、変に異能を持ち上げない。むしろ石を投げるようなシビアさが魅力的だなと感じました。
 そうして集まった半異形の少年少女たちは、果たしてどう生きていくのか。どんな事件が起きて……と、色々想像が膨らみますよね。面白かったです。

1-17 黄泉坂学園で生き返りを目指して

タイトル・あらすじ感想

 いいなぁ。この舞台設定が私はすごくいいなと思ってて……こう、色々と問題を孕んでると思うんです。主人公と同じようにペアで方向性が真逆の子とか、善行の定義とか、あとここで平穏を手に入れるほど「やっぱり現実に戻りたくない」ってなる子もいるんじゃないかなぁとか。すごく妄想度の高い舞台だと思うので、なので、色々と妄想しながら本文公開を待ちたいと思います。

本文感想

 神の気まぐれとは言いますが、神様にも意図があってほしいなと思ってしまいますね。自ら命を絶った段階で、ちろりちゃんはだいぶ限界だったと思うんですよ。梅雨くんの気持ちも分かりますけど……蘇るにしろ蘇らないにしろ、二人が納得のいく結末になってほしいなと願ってしまいます。
 すごく面白い舞台で、色々な物語が展開できそうだなと思います。今はまだちろりも周囲が見えていませんが……いずれ友達が出来たりして、不遇な青春をここでやり直せるといいですよね。幸せになってほしいなぁ。

1-18 彼女と彼女のペリドット

タイトル・あらすじ感想

 私が読み取れたのは「百合かなぁ」という一点だけだったのですが……書き出し祭りにはたまに濃密な百合が展開されることがありますからね。ライトな感じからディープな感じまで、ちょっと覚悟して待ち構えたいと思います。さて、どんな球がくるかなぁ。

本文感想

 すごく良かったです。モエとハンナの探るような会話と、ペリドットに関する謎。静かに心を揺らすような語り口がとても素敵で、つい読み入ってしまいました。背景に流れる、しっとりとした悲しみのようなものがすごく良かったなぁって。
 このあとですが……五年前の真実を知ったら、どうなるのかなぁ。二人の恋が成就する方向でも、ビターな結末でも、どちらでも素敵な作品になるかなと色々妄想しています。

1-19 仮想捜査官コーデッカー

タイトル・あらすじ感想

 仮想世界《セカンド》って冒頭の文言だけでニヤニヤしちゃいました。好きだなぁ。ついつい無限に妄想が広がっちゃうんですよね。本作はコーデッカーの活躍が中心に描かれると思うんですが、私はその背景というか、生活している人たちの様子がどんな世界として描かれていくのか楽しみにしてるんですよ。いろんなパターンあるじゃないですか。超楽しみです。

本文感想

 なるほど。あれだ……仮面ライダーが当初、怪人と同一視されて警察のマークが入る、みたいな感じの流れですね。ヒーローの様式美というか。それで交流していくにつれて、協力関係を築いていくやつ。好きですね。サグルも堅物っぽさがあって好感が持てますし、アキナも可愛かったです。
 独特な世界なので、《セカンド》が社会の中でどのように活用されているのか、といった部分も読みたいなと思って、続きの妄想を膨らませています。面白かったです。

1-20 毒は蓄積、決壊刹那

タイトル・あらすじ感想

 ほほう、タイトルからはもうちょっとファンタジックな毒を想像していたのですが、あらすじからは毒親の比喩としての毒で、思いっきり現代舞台だと読み取りました。心の深いところをかき混ぜて来そうな作品になるんじゃないかなぁと。もしくは、隆が実は本気で畜産業界を……って方向には、この雰囲気だといかなさそうですね。楽しみにしてます。

本文感想

 すごく陰鬱で良いですね。隆の病んでいる描写が少しずつ塗り重ねるようにして示されていて、胸をえぐられるようです。これはいいぞ。
 現状、隆にとって智也は本当に最後の救いというか支えになっているような気がします。彼が本当に屠畜の仕事を見つけるのか……その前に、もう一波乱というか、なんかもう色々ありそうで恐ろしくなりますが。どういう方向に転がっていくのか恐ろしいですね。とても面白かったです。

1-21 ユピテル09は宇宙を目指す

タイトル・あらすじ感想

 銀河帝国バルヘリオン第8師団所属の機械人《マシーネン》・ユピテル09――はい、好き。ここだけで好きです。めちゃくちゃ期待してます。SFの住民がファンタジー世界に突っ込んでいく作品が大大大好きなので、これはワクワクせざるをえません。楽しい話になりそうですもんね。本文お待ちしてます。

本文感想

 期待していた通り、ユピテルがめちゃくちゃな強さで突き抜けてくれて私は満足です。面白かった。ミミック扱いされる操舵長も可愛くてとても良かったですし、現地人も愉快そうな感じだったので今後に期待が持てるなぁと思いました。
 今後はエリュシオンや乗員をどう探すのかが鍵になると思いますが、現地人と協力して、ちょいちょい脳内姫様がなんか言ってきたりして、楽しい作品になるんじゃないかなと思いました。面白かったです。

1-22 どうも、影の薄いモブ令息です。今から婚約破棄現場に突っ込もうと思います。

タイトル・あらすじ感想

 モブタル。強く生きてね……うん。一体何がどうなって婚約破棄の茶番にモブタルのような奴が巻き込まれることになるのか、私はとても気になります。絶対ろくな事情じゃないし、絶対面白いじゃないですか。タイトル、あらすじと楽しい雰囲気が伝わってくるので、本文にも期待が持てますね。わちゃわちゃしてほしいです。

本文感想

 なるほど、全てはチェリッシュ様の手のひらの上ってことですね。高身長女子はいいぞぉ。最初から最後まで楽しく読ませていただきました。あと殿下に思考能力が残ってて良かったです。
 このあとはモブタルとチェリッシュの甘々な学校生活が……あるのかなぁ。またなんか、変なことが色々と起きるんじゃないかと思って楽しみになりますね。とても良い第一話だったと思います。楽しかったです。

1-23 ふたりぼっちの硝煙使い

タイトル・あらすじ感想

 雑賀衆と村上水軍の血を引く二人が、秀吉を討とうとタッグを組むと。何それ、めちゃくちゃ面白そうなんですが。二人の会話も愉快そうですよね。まぁ、何を語るにしろ……読んでみな分からんやろがい!

本文感想

 面白いなぁ。まさか左近が女の子だとは思わなかったんですが、清太夫の方が鉄砲ラブ過ぎてロマンスというより相棒みたいな関係になるのが良いですよね。二人の掛け合いも楽しかったです。
 この後はどうなるのかなぁ。現実の歴史から外れるのか、収まる範囲内で彼らの望みが叶うのか……秀吉に近づくためには何かしらの作戦も必要でしょうし。続きを読みたいなと思いました。面白かったです。

1-24 今日も猫とともに

タイトル・あらすじ感想

 エモだぁ……絶対エモエモな作品ですよね。このシチュエーションの作品で、タイトルに桜や翔太を使った長文タイトルにするのではなくて、あえて「猫とともに」とシルエットが滲むようなタイトルにしているのが最高だと思います。素敵な作品を読ませていただけそうなので、楽しみに待っていようと思います。

本文感想

 良いですね……とても良いです。桜の淡々とした生活に滲む感情。結婚していた頃の姓を思わず名乗ってしまいそうになる、過去の引きずり具合の描き方。翔太の気持ちの良い若さと、タロの自由さ。感情を滲むように描き出す文章がすごく素敵でした。
 桜は意識していませんが、初対面の翔太に過去を打ち明けてしまうくらいには、彼女自身もどこかで救われたがっているのだと思っています。ここから先は、ゆっくりと穏やかに、彼女たちなりの幸せを見つけていってほしいと思います。期待していたエモエモでしたね。

1-25 ありきたりな伝説を目指して

タイトル・あらすじ感想

 女の子主人公の冒険モノ、面白そうですね。しかも人類戦略兵器って、絶対なんかとんでもない隠し球を持ってますよね。そもそも「ありきたり」を「目指す」ってお話なので、モルルはかなりぶっ飛んでるんだろうなと想像してます。どんなんかなぁ、楽しみですね。

本文感想

 迫撃魔法めちゃつよですね。楽しかったです。あらすじから想像していた通り、モルルはぶっ飛んだ性能してましたね。軽いノリでずっと楽しく読めました。それに、みんなから「人間戦略兵器」って呼ばれるのすごく面白かったです。
 このあとはどんな風になっていくんでしょうね。冒険者の定番イベントを迫撃魔法でぶっちぎっていくんでしょうか。楽しい作品になるんじゃないかなぁと期待しています。

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