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物理苦手でも気象予報士試験に合格したい!#24 数値予報-7 予報精度の評価

こんにちは、まさごんです。
気象予報士試験の合格を目指すべく、日々の勉強内容を記録しています。

勉強内容

天気予報が外れてとても困った経験があります。雨の予報なんてないのに午後からいきなり降ってきたこともあります。天気予報が当たるか外れるかは、私たちの生活に大きくかかわることです。しかし、数値予報には本質的に誤差が含まれていますので、100%あたる天気予報はあり得ません。そのため天気予報を有効利用するためには、予報の精度を考える必要があります。

学習ポイント 天気予報の種類と精度評価

予報精度評価とは簡単にいうと、天気予報が当たっているか外れているかどうかを評価することです。そして、天気予報にはいろいろ種類があるので、その予報の種類ごとに予報精度評価の方法は異なります。

天気予報は短期、週間天気予報、季節予報など予報期間の長さで分けることもできますが、ここでは次のように分けます。
①カテゴリー予報
②量的予報
③確率予報

①カテゴリー予報とは、気象現象(降水など)の発生をある・なしのどちらかの範囲(カテゴリー)で予想して発表することです。カテゴリー予報を評価するときには分割表を用います。

②量的予報とは、気温や降水量など予報の結果が数値で表されている予報です。この量的予報を評価するときには平均誤差または2乗平均平方根誤差を用います。

③確率予報とは、降水確率など予報の結果が確率で表される予報です。確率予報の評価には、ブライアスコアを用います。

このように予報の種類ごとに、いろんな精度評価の方法があるのです。

今日は、カテゴリー予報の精度評価について説明します。
カテゴリー予報では、予報の降水ある・なし、実況で降水ある・なしの2×2の分割表を作成します。この表を用いて、適中率・空振り率・見逃し率・スレットスコアを求め、その精度を評価していくことになります。

まず適中率とは、予報が適中している割合のことで、予報を出した回数に対して、降水あり、なしそれぞれが予報と実況値で当たっていた場合の割合を取ります。2×2の分割表だと、予報で降水あり、実況で降水ありの場合と、予報で降水なし、実況でも降水なしの合計を、全体の予報回数の合計で割った値になります。

次に空振り率とは、予報が外れた回数ですが、予報を外した場合には空振りと見逃しの2種類があります。

空振りは、対象としている現象が起きると予報して、実際はその現象が起きなかったというものです。分割表で考えると、予報で降水あり、実況で降水なしの時の回数を、全体の予報回数で割った値になります。

見逃し率は、対象としている予報が起きると予想していなかったが、実際はその現象が起きたというものです。分割表で考えると、予報で降水なし、実況で降水ありの回数を、全体の予報回数で割った値になります。

気づいたこと

文字数が多くなったので、スレットスコアについては次回にまとめます。
最近仕事から家に帰っても何も勉強に手につかず、このnote更新だけが私の勉強になっています。いや、よくない。
ありがとうございました。


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