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【USCPAへの道】受験までの手続き編

2020年12月に初めてUSCPAの試験(FAR)を受験し、合格したので、手続きや勉強法について書いてみようと思います。先に簡単に流れを説明しておきます。

予備校選び(2020年4-5月)→学歴評価(2020年5月)→必要な単位取得(2020年6-8月)→単位認定を依頼(2020年8-9月)→NTS取得・FAR申込(2020年9月末)→FAR模擬試験(2020年10月末)→FAR模擬試験(2020年11月中旬)→FAR受験(2020年12月上旬)

1.予備校選び(2020年4-5月)

もともと6月の簿記1級の試験を終えてから、USCPAの勉強を始めようと思っていたのですが、6月の試験が中止になったので、11月の簿記1級までの間USCPAの試験(FAR)も並行して勉強していくことにしました。

いくつか予備校の選択肢があるので、USCPA合格者のブログなどを見たり、実際に無料のカウンセリングなどを受けたりして、最終的にAbitusさんに決めました。Abitusさんに決めた理由は、講義の視聴や問題練習、単位取得がすべてネット上でできるようになっており、どこにいても勉強しやすいと思ったからです。

2.学歴評価(2020年5月)・必要単位取得(2020年6-9月)

USCPAの受験資格を得るためには、学歴の評価が必要で、州ごとに必要な単位数が設定されています。学歴評価には出身大学が発行している公式の英語版卒業証明書や取得単位がわかる資料が必要です。通常は大学に発行してもらった証明書類を各自アメリカの学歴評価機関まで郵送するようになっているそうですが、僕の場合、コロナの影響で郵送だと時間がかかるので、大学に頼んで学歴評価機関宛にEメールに必要書類を添付して送ってもらいました。学歴評価などは時間がかかったり、手続きが少し面倒なので時間に余裕を持って準備し、学習の目標を立てるといいと思います。

卒業証明書

単位取得書

受験のために必要な単位数は週ごとに異なりますが、例えば、自分が受験したワシントン州では、会計系24単位(内Upperレベルのものが15単位)、ビジネス・経済系24単位という条件と、また総取得単位数が150単位以上という条件がありました(留学先で単位取得している場合、それを証明するために留学先の大学などに証明書を発行してもらう必要があるかもしれません。自分のケースでは、語学の単位が留学先のものでしたが、それらの単位を除いて152単位あったので、証明書などをもらわず、そのまま学歴評価機関に提出しましたが、問題ありませんでした)。

学歴評価が終了すると、学歴評価機関より次のようなEメールが届きました。どの分野の単位を何単位取得しているか分類して表示してくれていますので、これを州が定める必要な単位数と比較して、会計分野であと〇単位必要と確認できます。

学歴評価機関返信2

上記のような単位の条件を満たしていないときは、Abitusさんの場合、アメリカの提携先の大学のテストを受けて、合格すれば単位がもらえるようになっています。このテストもオンライン上で受けることができ、好きな日時と時間を選んで、受験することができます。受験時間は1時間ほどで、問題はすべて四択です。テストの範囲はAbitusさんの学習カリキュラムや内容とほぼ同じなので、USCPAに向けて勉強していき、テスト範囲の学習が終われば、テストを受けて単位を取得するという感じで勉強しました。

自分の場合は、会計系の単位があと6単位ほど必要でしたので、まず絶対に受けないといけない「英文会計入門」(合格しても会計系の単位にはなりませんが、他の科目のテストを受けるためにこの科目にまず合格しないといけないはずです)を2週間ほどで勉強して取得し、必要な単位数を満たすために3つのテストを受ける必要があったので、それぞれのテスト範囲を2、3週間の間に講義動画を見て、練習問題をして、テストを受けるという流れを繰り返しました。また、Abitusさんの場合、USCPAコースでは、元々のプランでは5科目までテストを受けられるようになっており、FARはちょうど1-5まで範囲が分かれていたので、テスト勉強のついでに5科目すべてテストを受けて、単位を取得しました(5科目でも単位が足りない場合は、追加料金を払えば、追加でテストを受けられます)。

CSUEBデータ

これらのテストを受けて取得した単位の認定にもある程度時間がかるので、それを考慮に入れて、受験する日を決めて、勉強の計画を立てるといいと思います。

3.NTS取得・FAR申込(2020年9月末)

上記の学歴評価と単位認定が終了すると、受験票(NTS)を取得することができます。NTSを取得したら、ついにFARの申込(ネット申し込みで、受験料はだいたい日本円で6万円くらいだったと記憶しています)です。日本国内では東京と大阪の2つの選択肢があり、好きな日程で申込することができます。このNTSはテスト当日に印刷して、持って行かなければなりません、わかりやすいところに保存して、前もって印刷して、忘れないようにしてくださいね。

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注意: これらの情報は2020年夏ごろの僕自身の経験に基づくものです。現在は手続きが異なっているかもしれませんので、ホームページや予備校の情報を基にご確認ください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。FARの勉強法やテスト本番の体験については、別の記事を投稿しています。ほなまたな~

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