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日帰りでチューリッヒへ

チューリッヒ

湖上遊覧船もユーレイルパスで

8月13日(火)
6時半頃からホテル前の道路工事が始まり寝ていられない。外を見ると市電は通勤者で満員だった。8時に食堂でバイキングの朝食をとる。パン、ジャム、ソーセージ、ヨーグルトらしいものの和えたものにジュースと紅茶くらいで種類が少ない。2〜3人が食べているだけだった。

ライン川と大聖堂

ゆっくり食事をすませて近くの郵便局に行き記念のスタンプを押す。9時27分発のECで約1時間、チューリッヒに着いた。チューリッヒ湖まで市内を見物しながら歩く。湖岸に遊覧船が停泊中であった。ユーレイルパスで乗船できるとのことだったので、1時間半の沿岸航路に乗った。
船上から岸辺に立つ家々を眺めていると、どの家もヨットやモーターボートを持っており本当に裕福な生活が感じられる。時々スコールに見舞われながら帰港した。下船後、港の近くの有名な大寺院・聖母教会を見に行った。スイスの教会はシンプルでハンガリーの教会によく似ている。

チューリッヒ市街
聖母寺院

駅に向かう途中スーパーに寄ってトマト、モモ、パンケーキを求める。イタリアのヴィセンツアのスーパーと同じく、果物や野菜は全てビニールの袋に入れて秤にかけるとレシートが出るのでそれを持ってレジへ行く。ヴィセンツアでは果物を直接手でつかんではいけなかったが、スイスでは素手でOKだった。


クール駅前

駅に着いて時刻表を見ると、14時10分発クール行きICがあった。9年前、ウィーンからチューリッヒまで乗った列車から見た景色が素晴らしかったことを思い出してクールまで行くことにした。車内でビールを求めて先ほど買ったパンとともに昼食にする。15時45分クール着。街の両側には残雪の岩峰がそびえている。ここからスキーで有名なダボスやサンモリッツ行きの電車が出ているが、帰りの列車がないのであきらめて折り返しのバーゼル行きICで戻ることにした。

チューリッヒに10分停車したので下車して絵はがきを買って戻ると、通勤客で1等車は8割がた埋まっていた。盲導犬も一緒に乗っていた。定刻になっても発車しないので行き先がちがっていないかと心配になったが、5分遅れで発車した。往路と違う線路を通ってバーゼルに着いた。
フロントで昨夜暑くて眠れなかったことを話すと毛布を持ってきた。夕食は昨日で懲りたので、今夜はスーパーで買った果物のサンド、ハム、トマトにビールで済ませた。荷物を整理して入浴後、ベッドに入った。

この翌日にはドイツに向けて出発します。この旅の目的は列車に乗ることであり、目的地は列車の終着駅に過ぎないということをあらためて感じます。(ウサコ)




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