コロナ禍の前後での革靴需要の変化について
例の流行り病がひと段落したように見える昨今ですが
その間、ビジネスシーンでの革靴需要にはどのような変化が起きたでしょうか?
勤務形態の変化
コロナ禍でテレワークが増えたことにより、オフィスに通勤しなくなった人たちが革靴を必要としなくなったため、需要が減少しました。
また、社会的距離を保つため、ビジネスマンたちがオフィスに行く機会も減少し、この代わりにスニーカーやカジュアルな革靴がより需要が高まりました。
フォーマルからカジュアルへ
ビジネスシーンでのオンラインミーティングが増えたことにより
・上半身はフォーマル
・下半身はカジュアル
という「ジャケット+スウェットパンツ」スタイルが浸透したことから
フォーマルな革靴の需要は減少しましたが、カジュアルな革靴の需要は高まっています。
カジュアルなニーズとは?
具体的にはスリッポンやローファーなどの革靴が注目されるようになりました。
これは感染予防の観点から、屋内での靴の脱ぎ履きを控える傾向があり、外履きの靴として利用する目的でのニーズです。
生活様式の変化によるニーズとは?
コロナ禍での生活様式の変化に伴い、ファッション性だけでなく、快適性や機能性を重視する人が増えたため、履き心地が良く、防水性や防滑性の高い革靴が需要が高まっています。
革靴にも「多様性」が起きている?
以上のように、コロナ禍でのビジネスシーンでの革靴需要には、フォーマル度合いの変化や機能性の重視、屋内外での使い分けなど、ビジネスシーンに合わせた適切な革靴の選択が求められる時代となっています。
革靴の販売状況は?
回復傾向に向かっている
コロナ禍前の2019年においては
革靴市場は堅調に推移していました。革靴はビジネスシーンでの必需品であり、また、ファッションアイテムとしても人気がありました。このため、2019年には、日本国内における革靴の販売数は
前年比1.3%増の約2,239万足となっていました。
しかし、2020年にコロナ禍が発生すると
前述の通り革靴の需要は低迷しました。
結果として
前年比22.9%減の約1,727万足となり、急激な落ち込みが見られました。
そして2021年には
ビジネスシーンでの需要の回復や、コロナ禍での屋内外での使い分けのニーズの高まりなどにより、
革靴市場が持ち直しています。
2021年上半期の販売数は
前年同期比22.3%増の約1,500万足となっています。
ポイントは「使い分け」
コロナ禍で生まれた「ビジネスシーンと新しい生活様式」での使い分けにより機能性の高い革靴の需要が高まる可能性があります。
中古革靴転売はどうなる?
コロナ禍で一旦需要は落ち込みましたが
ビジネスシューズの需要は残っていますので従来通り販売はできています。
以下は、過去の記事の一部ですがノウハウについては変わっていないので
よろしければご覧ください
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