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14時、高校と大学が同じ友人と会う約束があったので新宿に降り立った。高校のみ同じで最近仲の良い友人とも合流し、店の中に入る。すると、当初3人で会う約束だと思っていたがもう1人、見知らぬ方が席に座っていた。どうやら、その方は人材領域で起業を志しているようで新卒の就活生が就活で不利になっている状況を改善するべく、新たなサービスの構築を考えているとのことだった。話を聞いているとかなり高学歴なようで現在は院で勉強中。かなり自信家なようで、開口一番は友人の発言に対し、好戦的な様は印象的だった。普段は出会うことのないタイプの人間なので違う生き物をみるという意味では非常に貴重な経験だったし、何かイノベーションを起こそうというような志の高さは魅力的でもあった。ただ、酒を弱いやつに飲ませるといったような発言から飲みサーのノリを感じたので自分とは合わないタイプの人間であるようだ。
今までであれば、性格が合わないタイプの人間はすぐに距離を置く、もしくは会わないようにするなどをやっていたのだが、今回の会に誘ってくれた友人は人間関係の線引きをする思考がなく、合う合わないという視点がない点は非常に新鮮だった。過去、合わない人間とも仲良くし、痛い目をみた経緯から自分と合わなそうだったり、傷つけてきそうな人間との関係は直ぐに切ってしまっていた。しかし、その思考のせいで、人のことを批評視点で常に見てしまう自分がいた。更に批評視点で見ているのですぐに人を嫌いになり人と関わることを常に恐れてしまう自分がいた。減点方式の視点は、他人も自分をそうみているのではないかという視点にもつながる。だから、他人がどう思っているかが過度に気になる。
原因は、過去の悪い面だけをみて、過去を否定的にとらえているからだ。人は自分のことを傷つける存在という認識があるのはそのためだ。彼らに傷つけられたのは確かにそうだ。だが、人は間違うし俺も過去、誰かを傷つけている。そして、俺の運のいいところは彼らから与えてくれたものがあり、プラスや愛情をもらっているということだ。そこに光を当てれば、俺の今が変わる。


岡村の人を恐れない態度、基本的に人が悪意を持っていると考えない姿勢、わからないことを深く考えない姿勢、いい意味で人がどう思うかを考えない姿勢、俺は何かインスピレーションを受けた今日だった。人の遊ぶ約束をあそこまでセットできるのは、そういったマインドがあるからなのだろう。

高校時代の同級生との再会、ぼったくり居酒屋への入店、外国人ばかりのクラブ、テクノが流れるクラブ、朝五時の路地での会話、1人じゃ味わえなかった、彼がいないと味わえなかったそんな1日だった。もう少し、彼のようにあれこれ考えず、人を信じてみたい。そんな中でも彼のことが嫌になろうとしていたおれはなぜなのだろう。お前の中で人のプラスな出来事がなぜ見えなくなるのだろう。マイナスが起きたらなぜそれまでのプラスが瞬時に見えなくなるのだろう。人をいいところを見ようとせず、マイナスしか見なくなる思考、それまでのプラスを忘れてしまう思考をやめるのだ。

批評視点をやめる(人に悪いところもあればいいところもあるのが当然なので)、人のいいところ、プラスの行いをみる、人を信じる、人を頭の中で想像して決めつけて判断しない。

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