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BOSE QuietComfort Ultra Earbudsの不具合品ガチャを回している話①

BOSE QuietComfort Ultra Earbudsは、2023年10月19日に発売された、音響メーカーBOSEの最新ワイヤレスイヤホンです。

BOSE公式サイト

最大の特長は、2023年現在全ワイヤレスイヤホンでも「最強」のノイズキャンセリング機能を持っていることであり、電車や飛行機の振動音から風切り音まであらゆる外的ノイズを遮断しながらコンテンツに集中することができます。その上で低音の表現力に定評がある音響メーカーBOSEの音質と、あらゆるコンテンツを空間オーディオ化する、特に映像コンテンツで実用レベルのサラウンド機能があります。安定感と尖ったセールスポイントを兼ね備える本モデルは2023年12月13日現在、価格.comの売れ筋ランキングで2位につけています。

価格.com 11位は2022年発売の前モデル

満員電車のヘビーユーザーである筆者としても最強のノイズキャンセリングに惹かれ、発売直後から大手家電量販店で試聴しました。
しかし性能とともに同機の定価は39,600円と(音質全振りのマニアック機種を除けば)ハイエンド。さらに同価格帯でライバルとなるAppleやSONYと異なり、BOSEは結構値下がりするイメージがあったため、当初は3万円切ったら検討しようと思っておりました。

そして来たるAmazonブラックフライデーセールにて、発売僅か1ヶ月というのに23,591円(27,091円からさらに3,500円クーポン)と41%オフになっているのを発見して「実際安い」と即ポチ。

amazonの注文履歴。なお交換した模様。

余談ですが、ブラックフライデー開催の一週間、クーポンが3500円から3000円になったり、クーポン自体がなくなったり、さらに製品が在庫切れになったり、と思ったら33,000円になったりとかなり激しく変動していました。

前機種もまだまだ人気で、ビックカメラブラックフライデーセールで24,980円とかだったはずです。最新機種がそれより安く買えたので、今後私がBOSE製品を定価で買うことはないと思います。BOSEファンを始めとした定価購入勢がブチ切れたとしても無理はありません。実際Twitterやカスタマーレビュー等でBOSEの企業姿勢を問う書き込みが散見されました。

ただBOSEファンがキレていたのは価格のせいだけではなかったようです。価格.comにもAmazonにも一定数、「左耳端末からノイズがする」という報告が上がっていました。
これは購入前から私も情報は得ておりましたが、良い情報より悪い情報の方が目立つものなので、そこまで気にしておりませんでした。

そして注文から2日後、BOSE QuietComfort Ultra Earbuds(初代)が宅配ボックスに届きました。

ヘッドホンも買っちゃった。

Twitterにイキった写真とともに「my new gear…」と呟く儀式も終え、いよいよ箱に手をかけます。ガジェットを買って箱を開けてる時が一番「生」を実感するんです。逸る鼓動を抑えながら裏面の開封テープを剥がすと、そこには「HEAR.  HERE.」の文字が刻まれていました。

ヒヤヒヤもんだぜ

新ガジェットで有頂天になった私を一瞬で真顔にさせるこの「Word sense」。これが「QuietComfort Ultra Earbuds」ってワケ。

気を取り直してイヤホンを耳に装着しました。

「ブゥゥオオオン!(起動音」
ジジジ…
「バレリ    セブンディ パセン(バッテリー70%」
ジジ…
「レリィ トゥ コネック(接続準備完了」
ジジジジジジジジジジ…
ピピッ

ピィ

めちゃめちゃ異音がして草ァ!!

本当に左耳端末のみ謎の機械的な異音がしました。

冒頭にも述べた通り、本機は最強のノイズキャンセリングイヤホンです。飛行機のエンジン音すら減衰させるパワーがあるため、自室のエアコンや空気清浄機は完全に音を消し、台所の換気扇(強)すらそよ風レベルになります。

しかし鼓膜から約3センチで確かに発生するこの機械的異音が全てを台無しにします。何も再生しない状態だと、機械的異音だけが残る奇妙さ。ニオイのキツすぎる消臭剤のような意味のなさ。

ワイヤレスイヤホンに不具合がある場合、しばしばデータ送信するスマホやPCと、データ受信するワイヤレスイヤホンのどちらに原因があるのか悩むところですが、今回その必要はありませんでした。その後、Bluetoothのコーデックによる変化を見るためiPhoneでAAC接続、Senheiser BTD600でaptX adaptive接続してみる、起動直後の集音マイク動作かと思って時間をおいてみる、初期化してみる、アップデートしてみる、などしてみました。
異音は各種実験とは無関係に発生し、時折なくなり、そして突然再発生しました。

素人検証で恐縮ですが、私の結論は「左耳端末は不具合品であり、対処の余地はない。現実は非情である」でした。

疲れたので、この辺で筆を置きます。次回はBOSE QuietComfort Ultra Earbuds(初代)の返品交換とBOSE QuietComfort Ultra Earbuds(二台目)の挙動など書きたいと思います。さよなら〜

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